OSAKA INTERNATIONAL CHALLENGE
4月4日(水)〜8日(日) 大阪府守口市

・種目名クリックで対戦結果が表示されます。
成 績 男子シングルス 女子シングルス 男子ダブルス 女子ダブルス 混合ダブルス
優 勝SASAKI Sho
(JPN)
HIROSE Eriko
(JPN)
HAN Sang Hoon
CHO Gun Woo
(KOR)
AKAO Aki
MATSUDA Tomomi
(JPN)
MASUDA Keita
MAEDA Miyuki
(JPN)
準優勝SATO Shoji
(JPN)
YONEKURA Kanako
(JPN)
SAKAMOTO Shuichi
IKEDA Shintaro
(JPN)
OGURA Kumiko
SHIOTA Reiko
(JPN)
CHO Gun Woo
HONG Soo Jung
(KOR)
三 位PARK Sung Hwan
(KOR)
HIRAYAMA Yu
(JPN)
MASUDA Keita
OHTSUKA Tadashi
(JPN)
TATANI Ikue
WAKISAKA Aya
(JPN)
HAN Sang Hoon
KIM min Jung
(KOR)
PARK Tae Sang
(KOR)
GOTO Ai
(JPN)
BUDIARTO Sigit
KURNIAWAN Fran
(INA)
SUETSUNA Satoko
MAEDA Miyuki
(JPN)
HAYAKAWA Kenichi
NAITO Mami
(JPN)
五 位NAKANISHI Yousuke
(JPN)
IMABEPPU Kaori
(JPN)
NGENSRISUK Phattapol
NARKTHONG Nuttaphon
(THA)
NAITO Mami
TARUNO Megumi
(JPN)
MATSUMOTO Toru
TAI Miyuki
(JPN)
SAEKI Koichi
(JPN)
WAKITA Yu
(JPN)
MATSUMOTO Toru
SHINKAI Yusuke
(JPN)
KOMORI Miki
SHIMOZAKI Aya
(JPN)
OHTSUKA Tadashi
SUETSUNA Satoko
(JPN)
TAGO Kenichi
(JPN)
KANG Hae Won
(KOR)
NAKAO Shuichi
KOMIYAMA Hajime
(JPN)
IMURA Yukina
HAYASHI Yuka
(JPN)
WIDIANTO Riky
YAO Lei
(SIN)
LEE Cheol Ho
(KOR)
MORI Kaori
(JPN)
HIRATA Noriyasu
YONE Takao
(JPN)
KIM Min Jung
HONG Soo Jung
(KOR)
HIROBE Yoshiteru
OKUMA Noriko
(JPN)
参加数3231232017

男子シングルス予選

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観戦記(4月8日 最終日)
 「大阪インターナショナルチャレンジ2007バドミントン選手権大会」は各種目の決勝戦が行われ、初代チャンピオンが決まった。
 混合ダブルス決勝は、舛田圭太、前田美順と韓国のチョー・ガンウー、ホン・スージュンの顔合わせとなった。
 第一ゲーム序盤は、チョー・ガンウーがスマッシュ、ドロップを前田に集めるものの前田はこれをしっかりとレシーブ。3−4とリードされたものの舛田、前田はあわてることなくチョー・ガンウーを左右に揺さぶり、開いたスペースにシャトルを落とす。うまい試合運びで点数を重ね連続11ポイントを挙げて14−4と大きく引き離す。韓国ペアもネットのギリギリにシャトルを運ぼうとするが、ことごとくネットにかけるミスが続き追い上げることが出来ず、その後は舛田がチョー・ガンウーがハーフに運ぼうとした球を読み切り前へと詰めプッシュを決め21−10で舛田・前田が奪った。 第二ゲームに入っても舛田・前田のペース。一時は7−7の同点にされたが常にリードする展開が続き、相手につけいるスキを見せない上、舛田の動きもよく、スマッシュを打ち、前田がネット前で決める理想的展開となった。 11−9としてからは、連続9ポイントをあけ20−9とマッチポイントをつかむと最後は前田がネット前のプッシュを鮮やかに決めて勝利した。 試合後、舛田は「優勝してほっとした。ハードな日程だったのでとても疲れた」、前田は「スケジュール的に不安だったが優勝できて良かった」と喜びを語った。
 女子シングルス決勝では、廣瀬栄理子と米倉加奈子の顔合わせとなった。
 第一ゲームは、お互いに自分の持ち味を十分に出せた好ゲームで観客席からは拍手が沸きおこった。 ゲームの主導権をつかんだのは廣瀬。安定したプレーで徐々に点数を広げていった。スマッシュやクロスカットを次々に決め、20−14でゲームポイントをつかむと最後は米倉のフォア側からのクロスカットがネットにかかり21−14で廣瀬が奪った。 第二ゲームも、2人の息詰まるラリーに観客席は釘付けとなった。廣瀬がクリアの応酬からクロスカットを決め、18−9としたが、米倉は最後まで諦めずコーナーに運んだものの、廣瀬が21−11としてストレート勝利した。 試合後、廣瀬は「練習があまり出来ていなかったのできつかったが精神的にしっかりしていて一本ずつ落ち着いて出来たことで今日の勝利につながってよかった。米倉さんは駆け引きが得意なので、自分も頭と体を使い駆け引きをした結果うまくいってよかった。今回の優勝は国際大会での初優勝なので、心から嬉しく思っている。思うと同時に、自分の中でひとつの自信となった。今後は、さらにきつい試合が待っていると思うが、これからは体力とスピードを課題に今回の優勝をバネにもっと上を目指し頑張って勝っていきたい。 同じチームの小椋潮田選手は、種目は違えど技術・精神面共に尊敬できる先輩。その二人の力もあってバドミントンが今、注目を集めているがもっともっと沢山の人に知ってもらえるように自分もこれからも頑張ります!!」 敗れたものの米倉は、「バドミントンの楽しさを分かってもらえれば嬉しい」と昨日コメントしていたように、着替えもせず多くの子供たちに笑顔で長時間サインに応じている姿は印象的だった。
 男子シングルス決勝は、佐藤翔治と佐々木翔の前パートナー対決だった。
 第一ゲームは、佐藤が持ち前のスピードを生かした攻撃と守備を見せ、一時は19−19と並んだものの最後の勝負所で佐々木がミスを連発し、第一ゲームは佐藤が奪った。 第二ゲームは、このゲームを落とすと後がない佐々木は、佐藤のスピードある攻撃をさばききり、逆に攻めて21−14と第二ゲームをものにした。 第三ゲームは、佐々木は序盤連続でミスを重ねたものの、守り・攻め共に丁寧にプレーし、集中力の切れ始めた佐藤のミスを誘った。18−16で佐々木がリードしていても佐藤は一歩も引かず、息詰まる試合を制したのは佐々木だった。 試合後、佐々木は「佐藤選手に勝ったことで、自分のバドミントン界での存在が大きくなったと思えるか」という質問に対して、「ひとつの試合に勝っただけで存在が大きくなったとは思わない。これからもひとつずつの試合を頑張っていきたい」と答えた。このハングリー精神が彼を優勝に導いたのだろうか。

 女子ダブルス決勝は、小椋久美子/潮田玲子組と赤尾亜希/松田友美の対戦となった。
 第一ゲーム序盤は点の取り合いとなったが、5−5から左右に相手を振りながら攻撃し相手に攻める隙を与えず、徐々に点差を広げ21−12で小椋/潮田がものにした。 ところが、第二ゲームに入ると序盤でお互いにミスが続き11−10で小椋/潮田が折り返すが、赤尾/松田の堅い守りの前に攻め急ぎリードを守りきれず、延長ゲームの末に23−21で赤尾/松田がものにした。 ファイナルゲームは、第二ゲーム目をものにした勢いで動きの落ちた小椋/潮田から8連続得点で抜け出し、赤尾が「自分たちのプレーをするように心がけた」と話したように、普段の力を発揮し得点を重ねていった。赤尾/松田は最後まで相手に自分たちのプレーをさせず、21−14で優勝を飾った。 決勝で敗れた潮田は「第三ゲーム目はもっと自分に出来る事があった。次こそはと思って頑張る」と話し、小椋は「第二ゲーム目を取りたかった。コンディションは悪いが、力を出し切れたので満足している。」と話した。
 
 男子ダブルス決勝は、坂本修一/池田信太郎と韓国のハン・サンフン/チョー・ガンウーの顔合わせとなった。
 第一ゲームは序盤から観客を湧かせる好ゲームで、17−17まで接戦であった。しかし終盤に入り、坂本/池田は集中力が切れたように簡単に17−21とされてしまい、第一ゲームをハン・サンフン/チョー・ガンウーがものにした。 第二ゲームは後がない坂本/池田が積極的に攻めてリードを保ったまま、19−13までいったが、そこから相手のスピードに乗ったシャトル運びに翻弄されミスが続き、20−20となった。そこからはお互いが決め球をものに出来ず接戦となったが、相手のレシーブミスに乗じ28−26でファイナルゲームに持ち込んだ。 第三ゲームは第二ゲームを勝ち取られた韓国のダブルスが気持ちを切り替え、勢いをつけ連続ポイントを奪っていき、最後まで勢いを落とす事なく相手のミスも誘い、21−11とハン・サンフン/チョー・ガンウーが優勝を飾った。







観戦記(4月7日 準決勝まで)
 「大阪インターナショナルチャレンジバドミントン選手権大会」は大会4日目を迎え、各種目の準決勝が行われた。
 舛田圭太/前田美順と韓国のハン・サンフン/キム・ミンジュンの顔合わせとなった混合ダブルス。なんとかポイントを重ねて来週のアジア選手権につなげたい舛田/前田だったが第1ゲームは本来の動きが見られず、舛田が自分のミスに声を発する場面もあり、韓国ペアに簡単に12−21で取られてしまった。しかし第2ゲームに入ると舛田の後衛からの鋭いスマッシュと前衛に入った前田のプッシュ&ヘアピンが決まりだし、14−14から抜け出したかに見えたが、ハン・サンフン/キム・ミンジュンに前田のサービスミスやレシーブミスを付けこまれ4連続ポイントを許し16−19とリードされてしまった。しかしここから粘りをみせ舛田のスマッシュや相手ペアのイージーミスに助けられなんとか21−19でこのゲームを奪った。ファイナルゲームに入ると完全に舛田/前田のペース。舛田が3本連続でスマッシュをミスして追い上げられたものの、第2ゲームでミスが目立ち始めたキム・ミンジュンがサーブミスを繰り返し、前田も前衛で鋭い動きを見せ20−17とすると最後は舛田が鋭いスマッシュを沈めて21−17で勝利した。明日の決勝戦は韓国のチョウ・ガンウー/ホン・スージュンと対戦する。

 女子シングルスでは平山 優と廣瀬栄理子が対戦した。世界ランキングは平山が28位、廣瀬は15位。廣瀬は‘06全日本総合で2年ぶりの優勝を飾り、今年のマレーシアオープンでも3位に入るなど好調を維持して大会に臨んでいる。第1ゲームは廣瀬が持ち前のネット前の速さと多彩なショットで有利にゲームを進め19−12とリード。平山もスマッシュをコーナーにしっかり決めて追い上げたが及ばず21−15で廣瀬が取った。4年前の全日本総合で敗れている廣瀬は、自分が受け身になることなく向かっていく気持ちを前面に出し、ラリーを切ることなく攻め続け第2ゲームも21−6と簡単に奪い決勝に進んだ。
 決勝では米倉加奈子と対戦するが、廣瀬は「明日は全力で向かって行きたい。何回も戦っているのでお互い手の内は知っている。頑張るだけ」と意欲を見せれば、米倉は「決勝に残れるとは思っていなかった。少しでも見ごたえのある試合をして、バドミントンの楽しさをわかってもらえばうれしいです」と無欲で臨む。

 男子ダブルスではインドネシアのシギット・ブディアルト/フラン・クルニアワンと坂本修一/池田信太郎が対戦した。坂本/池田の特徴はスピードある攻撃。第1ゲームが始まって最初スマッシュを受けたシギット・ブディアルトがこれをスーパーレシーブ。天才的なラケットさばきを見せ観客席から大歓声があがった。しかしゲームの方は17−10と坂本/池田がリードしたものの、猛然と追い上げを見せたインドネシアペアはあっという間に20—20と同点に追いついた。しかしここでまだ若さをみせるフラン・クルニアワンにミスが見られ22−20で坂本/池田が奪った。第2ゲームも16−14と坂本/池田がリードしたがフラン・クルニアワンのスマッシュやシギット・ブディアルトの巧みなラケットさばきの前に18−16と逆転されてしまった。ここから坂本がドライブをネットにかけるなどミスが続き17−21で決着はファイナルゲームに持ち込まれた。
 ファイナルゲームは10−10からフラン・クルニアワンのサービスミス、シギットブディアルトのレシーブミスなどで4連続ポイントをあげると、集中力が切れたのか坂本/池田の攻撃が次々と決まり21−12で奪い結局2−1で決勝に駒を進めた。決勝戦は韓国のハン・サンフン/チョー・ガンウーと対戦する。

 男子シングルスでは韓国のパク・テサンと佐藤翔治が対戦した。パク・テサンは予選会からの勝ち上がりでここまで進んできた。アテネオリンピック代表で一度引退したものの再び選手として復帰している。1回戦では優勝候補の一角マレーシアのウォ・チューハンを破り2回戦、3回戦と同国対決を制している。
 第1ゲーム11−10の膠着状態から抜け出したのは佐藤。すばやい動きでスマッシュ&プッシュや効果的なクロススマッシュでリードを広げ21−19で奪った。第2ゲームに入ってもパク・テサンは昨日までの粘り強くラリーをつなぐ展開に持っていくことが出来ず苦戦。佐藤はミスの少ないプレーと最後までスピードも落ちることなく21−14のストレートで破り決勝に進んだ。佐藤は試合後「第1ゲームに勝負がかかっていた。相手は点差が離れた時点であきらめたのでは」と振り返った。また自分のプレーについては「ラリーを長めにして組み立ても変わってきた。大舞台でも強い選手をつぶしていく力がついたと思う」と自信をのぞかせていた。決勝の相手は佐々木翔。今日の準決勝では世界ランク14位の韓国のパク・ソンファンをファイナルゲームの末下している。

 女子ダブルスでは小椋久美子/潮田玲子と末綱聡子/前田美順が対戦した。
 小椋のスマッシュとカットを織り交ぜた攻撃で小椋/潮田が4−0とリードして始まった第1ゲーム、必死に追い上げる末綱/前田はようやく14−14としこのゲーム初めて同点に追いついた。末綱のスマッシュがネット、潮田のスマッシュレシーブミスで15−15、末綱のスマッシュミス、小椋のドライブがネットで16−16、末綱のスマッシュレシーブがクロスに決まり初めて末綱/前田が17−16とリードした。小椋は「相手にリードされていても、自分たちがリードしていても常に緊張していたので不安はなかった」と言うように、潮田がやわらかく絶妙のショットをネット前に落としたり、小椋がスマッシュを決めるなどして5連続ポイントをあげて21−17で小椋/潮田がものにした。第2ゲームは末綱/前田が9−6とリードしたものの小椋がスマッシュを決めてガッツポーズ、潮田がスマッシュレシーブをクロスに鮮やかに決めるなどして10−9と逆転。 ここからはお互いに一歩も譲らない展開が続いたが、小椋が後衛からスマッシュ、レシーブの甘いところを潮田がプッシュを決める攻撃的プレーで次第に点差を広げ18−15とした。しかし粘る末綱/前田は前田のスマッシュを受けた潮田のレシーブが甘いところを末綱がプッシュそして末綱のハーフショットさらに前田のスマッシュを小椋がレシーブできず3連続ポイントをあげて18−18としたが、潮田のネット前からのクロスロブがコーナーぎりぎりに決まり今度は小椋/潮田が19−18とリードした。潮田は「18点以降小椋さんが引き気味になったというか少し集中力が下がってきたので“この一本を取ろう”と声をかけた」と話すように末綱のスマッシュを小椋がレシーブできず19−19となった。しかし潮田のクロスカットが末綱の前に落ち20−19、ドライブの打ち合いの後、前田のロブがバックアウトとなり21−19と接戦をものにし、小椋/潮田が決勝に進んだ。
 決勝は赤尾亜希/松田友美と戦う。小椋は「優勝を目指していたけど最後の一試合なので優勝を意識せず精一杯頑張りたい」と話し潮田は「去年の日本リーグ最終戦で負けた相手なのでリベンジできるように頑張りたい」と意気込みを語った



観戦記(4月6日 準々決勝まで)
 ポルンティック・ブラナプラサットクス プリンセス シルバナバリナリラタン
実はタイ王室 皇太子の長女の名前なんですね。プリンセスと入っているところでおわかりだと思います。 勿論、今大会のミックスダブルスの種目に参加するため来日しています。
 日本の皇室で例えると“愛子”様と同じ立場ということになり、タイ王室からの随行者は9名それにバドミントン関係者も来日しているので総勢15名が行動を共にしてしています。
 9歳からバドミントンを始め、2005年フィリピンで行われた東南アジア大会ではナショナルユースの選手として出場し、見事団体戦の金メダルに輝いています。
 同行しているタイバドミントン協会のシャロン・ワタナシン会長は「日本での大会参加は初めてだがアジアサテライトの大会などで好成績を残しています。国王も若い時にバドミントンに親しんでいたので、協会はイキイキと活動しておりとてもいい事だと思っています」と話すように世界レベルのコーチ3名と専門のトレーニングコーチ1名がいつもついて練習しているそうです。
 年齢は20歳で“一般の人と何も変わらないんだという考え方やファッション、デザインなど幅広く興味をもっていることが人気を集め国民的アイドル的存在”となっているようです。
 大阪城や京都などの観光も楽しんだプリンセス、1回戦で日本の早川賢一/内藤真美ペアと対戦しました。
 第1ゲームは競い合ったものの序々に点差を広げられ11−20となったが、ここでプリンセスがネット前のスマッシュを鮮やかに決めると観客席から大きな拍手が起こりました。第2ゲームも必死に粘るもののサービスミスやヘアピンのミスが出て13−21で奪われ、結局0−2のストレートで敗れました。
「スポーツだから負けたりすることは当然。また一からやり直したい」と話すプリンセスは今後母国で開催される“ユニバシアード大会”シンガポールで行われる“アジアサテライト”に出場する予定だそうです。
 最後に「ひとつずつステップアップしていきたい」とプリンセススマイルで会場をあとにされました。

 女子シングルス3回戦では日本の平山 優選手が韓国のカン・ヘウォン選手と対戦した。
カン・ヘウォン選手は昨日の試合で藤井瑞希選手をコーナーをつく丁寧なプレーとクロススマッシュ&カットをうまく使い勝ち上がってきた。
 第1ゲームは平山が13−12とリードすると粘りのレシーブでシャトルをつなぎ相手ミスを誘い21−13と簡単に奪った。しかし第2ゲームに入ると、本来のショットが決まりだしたカン・ヘウォンが抜け出し9−17とされたが、ここから我慢しなければならない状況の中スマッシュを確実に決めて点差をつめたものの16−21で失い決着はファイナルゲームに持ち込まれた。
 ファイナルゲームに入ってもカン・ヘウォンの勢いは続き、4−10とリードされてしまう。しかし平山はスピードで押す本来の動きが戻り始め次々に得点を重ね、11−10と逆転してインターバルをむかえた。ここからは完全に平山のペースとなりそのまま押し切り21−16として、結局2−1で準決勝に進んだ。
 しかし第1シードの日本の森かおり選手は同じく日本の’06全日本社会人チャンピオン後藤 愛選手に敗れた。
 この結果準決勝の組み合わせは第1試合は後藤 愛選手VS米倉加奈子選手、第2試合が平山 優選手VS廣瀬栄理子選手の日本人対決となった。

 男子シングルスでは日本の佐々木翔選手が同じく日本の中西洋介選手と対戦した。
世界ランキングでは佐々木選手が60位、中西選手が53位と接近している。2週間前に行われたルーマニアオープンでは佐々木選手が優勝、中西選手はベスト4の成績を残している。
 第1ゲーム序盤はお互いに探りあいが続いたが佐々木が14−11とリードすると佐々木の切れのあるスマッシュが次々に決まり21−12で奪った。第2ゲームもスマッシュ&ヘアピン、スマッシュ&プッシュの攻撃的な佐々木の前に、中西はスピードが落ち、持ち前の粘りのプレーを発揮できずに21−14のストレートで佐々木が勝利した。
 佐々木は「ナショナルメンバーから外され、トレーニングを重ねてきた。本番で結果が出せて良かった。これからが勝負」と気を引き締めていた。  この結果準決勝の組み合わせは第1試合は韓国のパク・ソンファン選手VS日本の佐々木翔選手、第2試合が韓国パク・テサン選手VS日本の佐藤翔治選手の対戦となった。

 男子ダブルス3回戦では、インドネシアのシギット・ブディアント選手/フラン・クルニアワン選手が日本の平田典靖選手/米 隆夫選手が対戦した。シギット・ブディアント選手は元世界チャンピオンで、天才的プレーを見せる人気者。今回はペアを替えての参戦だが、公式練習ではフラン・クルニアワン選手にノックを繰り返して攻撃スタイルをチェックしていた。
 この試合でも第1ゲームを21−17で奪ったが、第2ゲームは接戦となった。しかしシギット・ブディアントが随所に相手の意表をつくショットを放ち、25−23でものにして結局2−0のストレートで準決勝に進んだ。
 試合後シギット・ブディアント選手は「調子はまあまあ。プレーがしやすい体育館だ。優勝はまだ見えていない。明日の準決勝が大切だ」と話した。シギット・ブディアントが前衛に入りラケットを上げて構えていると不思議とシャトルが吸いつけられるように飛んでくることについて聞くと、笑いながら「それは秘密」とはぐらかされてしまった。
 準決勝の組み合わせは第1試合が日本の舛田圭太選手/大束忠司選手VS韓国ノハン・サンフン選手/チョー・ガンウー選手、第2試合はシギット・ブディアント選手/フラン・クルニアン選手VS日本の坂本修一選手/池田信太郎選手の顔あわせとなった。

 女子ダブルスでは小椋久美子選手/潮田玲子選手が2回戦から登場し、多くの観衆の注目を集めた。試合は2回戦、3回戦と日本選手を相手に余裕の試合運びで2試合ともストレートで破り準決勝に駒を進めた。
 小椋は試合後「試合前は緊張したが、自分の力を発揮することができて良かった。ひざは大丈夫」と話せば、潮田は「1月以降大会に出場していなかったので実践的な感覚を心配していた。今日は自分たちのプレーが出来た」と試合を振り返った。
明日の準決勝については小椋が「ひとつひとつ大事にして優勝を飾りたい」潮田は「優勝するのは楽ではないが、明日のことを確実にしていきたい」と意気込みを語った。
 注目の対戦相手は日本の末綱聡子選手/前田美順選手となった。世界ランキングでは小椋/潮田が19位、末綱/前田が16位となっている’06全日本総合では決勝戦で顔をあわせ、小椋/潮田がストレートで降している。
 もう1試合は赤尾亜希選手/松田友美選手VS多谷郁恵選手/脇坂 郁選手の対戦となった。

 混合ダブルスの準決勝んも組み合わせは第1試合が舛田圭太選手/前田美順選手VS韓国のハン・サンフン選手/キム・ミュンジュン選手、第2試合は韓国のチョー・ガンウー選手/ホン・スージュン選手VS早川賢一選手/内藤真美選手の対戦となっている。



観戦記(4月5日 本戦)
 「ご飯はすごくおいしいけど、香辛料がもう少し強ければ」と話すのは、スリランカのディヌカ・ニシャン・カルトラトネ選手。 初めて日本の大会に参加する19歳の若者は勿論ナショナルチームメンバー。父親がナショナルチームのコーチ兼選手だったことと、兄2人もバドミントンをやっていたことから8歳の時に始めたという。
 驚くことに兄弟4人がバドミントンをやっていて、今回一緒に来日した一番上の兄、ニルカ選手はスリランカの現チャンピオン。すぐ上の兄もナショナルチーム入りしているので8名のメンバーの中に3兄弟が入っていることになる。さらに弟も去年の11歳以下の大会で優勝したというから、まさに実力も兼ね備えたバドミントン一家と言える。
 ディヌカ選手の仕事は銀行員。通常は8時からの仕事だが朝練習のため勤務時間は10時30分から15時30分まで。練習は朝6時30分〜9時30分までがランニングを中心としたトレーニング。16時30分〜19時までがコートに入っての練習メニューになっているという。
 スリランカの気温はほぼ年間を通して34度で「どの時間帯も暑い」そうだ。
 目標はと聞くと「北京オリンピック出場」と答えが返ってきた。現在の世界ランキングは197位だが、スリランカからバドミントン競技でオリンピック出場を果たした選手はいないので自分が第1号になるというのだ。
 1回戦の対戦相手は日本の竹村 純選手。去年の全日本総合ベスト4の強豪。 第1ゲームは角度のある鋭いスマッシュを要所で決めて、17−15とリードしたものの、竹村選手のネット前の攻めにうまく対応できず、連続6点を失い17−21と逆転されて失った。第2ゲームは思うようにプレーさせてもらえず8−21と一方的に攻められ0−2のストレートで敗退した。「竹村選手は強かった。いい経験を積みことができたが、母国にはコートマットがないので、それに慣れるために2〜3ヶ月前から準備しないといけない。
 さらに体力、筋力をつけてまた日本でプレーできるように頑張りたい」と目を輝かせながら今後の抱負を話した。
 兄のニルカ選手はモンゴルの選手を破り2回戦に進み、日本のエース佐藤翔治選手と対戦する。

 女子シングルスでは、社会人となって初めての大会に臨んだ藤井瑞希選手は韓国のカン・へウォン選手と対戦した。藤井選手は高校時代3冠を達成し、昨年のジャパンオープンでも活躍した。世界ランキングは184位でカン・へウォン選手は164位。
 ナショナルチームメンバーにも選ばれた藤井選手が押し切るのではと予想されたが、第1ゲームから激しいラリーの応酬が続き、藤井が14−15から相手のミスに乗じて18−15と逆転したものの攻めきれず18−18と追いつかれてしまった。ここからお互い一歩もひかず20−20の同点からカン・へウォンにここまで多用してきたクロススマッシュを決められてゲームポイント奪われると、最後はクリアがアウトとなり20−22で失った。第2ゲームも1点を争う展開となったが、相手のコーナーを丁寧についてくるプレーに苦しめられ、さらに藤井自身のシャトルコントロールがうまくいかず、バックアウトミス、サイドアウトミスをくり返し、17−21で取られてしまい、結局0−2で敗れ初戦で姿を消した。

 男子シングルスでは、優勝候補のひとりに挙げられていたマレーシアのウォン・チューンハン選手が韓国のパク・テサン選手に14−21、13−21のストレートで敗れる波乱があった。
 ウォン・チューンハン選手は「体調が良くなかった。パク・テサン選手とは仲がいい友達だが10年以上対戦していなかった。集中できなかったのが敗因」と反省した。 現在の世界ランキングは44位で32位以内に確実に与えられるスーパーシリーズの参戦権を得るためには大事な試合だったが「ジャパンオープンは本戦から出れるように頑張るが、もし無理であれば予選会に参加する」と復活を誓った。




観戦記(4月4日 予選)
 大阪府民憩いの場所“万博記念公園”の桜は満開となり、明日からはチューリップ祭りが始まるとは言っても、今日の大阪の最高気温は11度までしか上がらず季節が逆戻りした、花冷えの一日となった。
 「大阪インターナショナルチャレンジバドミントン選手権大会」は大会第一日目を向かえ、男子シングルス予選が行われ本戦に進む4つのイスを巡って熱戦が繰り広げられた。
 ところで20年ぶりの国際大会の運営に、日本リーグや数々の大会をこなしてきた大阪府バドミントン協会はこれまでにない対応をせまられたようだ。
 「外国人選手の関西国際空港の受け入れに始まって、ホテル、体育館への移動などこれまで経験した事のないことがあったし、大会終了まで気が抜けない」と佐藤彰彦総務部長は話した後「特に体育館については“土足禁止”といっても外国人はそのまま上がってくることが予想されることから、選手通路にはグリーンマットを敷き詰め、“更衣室”や“試合会場”などの表示には英語は勿論、矢印をつけて動線をしっかり確保しました。また通常選手が休む“選手控え室”(柔道場)はブルーシートを敷き詰めて土足で入られても大丈夫なようにしています」とあらゆることを想定して万全な体制で選手の受け入れにあたっている。
 勿論試合の結果も気になるようで「昨年の日本リーグは盛況のうちに終わったが、これも小椋&潮田ペアの活躍が大きかったと思う。今大会も2人の試合についての問い合わせも多く、最後まで勝ち進んでもらい、土・日は大観衆で埋め尽くせたらいいのだが」と地元三洋電機チームの選手の活躍に期待をこめていた。

 今回の大会に使用されている大会球は「ヨネックストーナメント」(日本バドミントン協会第一種検定合格球・日本製)
 このシャトルは“より厳選された原毛を使用”“飛距離の精度が高くばらつきが少ない”などの特徴があります。準備してあるのは温度表示番号「2」「3」「4」の3タイプ。「2」は27℃〜33℃、「3」は22℃〜28℃、「4」は17℃〜23℃で使用されます。ちなみにコルクは打ち応えのある打球感を生むポルトガル産。
 なんと準備してあるシャトル数は試合数の1.5倍なのであわせて400ダースとなります。このシャトルが生み出す初代チャンピオンは誰になるのか。明日5日(木)からいよいよ本戦がスタートします。
 試合会場には今日も多くのファンが訪れ声援を送っていましたが、小・中学生は大会3日目の金曜日まで入場料が無料となっています。



記者会見等(4月3日)
 大阪で20年ぶりに開催される国際大会「大阪インターナショナルチャレンジ2007 バドミントン選手権大会」が始まるのを前に4月3日午後記者会見が行われ、活躍が期待される去年の全日本総合選手権の優勝者が抱負を語った。
   この大会は日本では「ヨネックスオープンジャパン」(レベル2・スーパーリーグ)に次ぐ2番目の国際大会で、大会グレードはレベル4にランクされる。
 記者会見ではまず三宅祐司 大阪府バドミントン協会会長が「夢と感動を与えられることが出来る国際大会の成功に向けて応援をお願いしたい」と挨拶を行った。
 全日本総合4連覇を達成した男子シングルスの佐藤翔治選手は「日本での国際大会でいい成績が残せていないのでしっかり戦いたい。全英、スイスと結果が出せたのでそのイメージを崩さないよう優勝を目指したい」と話せば、全日本総合男子ダブルスで初優勝した 坂本修一選手&池田信太郎選手ペアも「ジャパンオープンでベスト4に入ったことがフロックでなかったことを示したい。ベストを尽くして優勝を目指す」と力強く語った。
 地元大阪での開催に燃える三洋電機チームではまず女子シングルスで2年ぶり2回目の優勝を飾った廣瀬栄理子選手が「自分の力を発揮したい。5月からのオリンピックレースにつながる試合にしたい」と話した。また女子ダブルス3連覇を達成し、アジア大会で銅メダルを獲得した小椋久美子選手&潮田玲子選手ペアは「全英、スイスと怪我のため欠場したが、ファンのみなさんも楽しみにしているので応援をプラスにしてベストを尽くしたい」と抱負を述べ、小椋選手は怪我のことについて「2月中旬に左膝の外側を痛めてしまったが、2人でみっちりトレーニングして頑張ってきた。出るからには優勝したい」と力強く話した。
 ミックスダブルスで2連覇を達成している舛田圭太選手&前田美順選手は「今年になって国際大会に出場するようになったばかり。ポイントを積み上げて頑張っていきたい」と語った。

 この大会には9カ国から151名が参加して4月4日(水)から8日(日)まで大阪府守口市民体育館で開催される。
 今回の大会誘致について日本バドミントン協会の関根義雄専務理事は「ヨネックスオープンジャパンが今年からスーパーリーグとなり世界のトップクラスの選手しか出場できなくなった。日本の若い選手が国際大会を経験する絶好の機会としたい。また来年の大会は北京オリンピックの出場権をかけた激しい戦いが予想されるし、小・中・高生の皆さんに見ていただきたいと考えこの時期の開催になった」と経緯を話した。