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第66回 全日本総合選手権大会

観戦記 12月8日(土)準決勝


≪男子シングルス準決勝≫

田児 賢一(NTT東日本) 21-18、21-8 坂井 一将(日本ユニシス)

勝負を分けた経験の差、貫録の勝利で5連覇にリーチ

日本のエース・田児賢一(NTT東日本)が準決勝に登場した。相手は現在急速な成長をしている坂井一将(日本ユニシス)、常に世代を、日本を引っ張ってきた田児にとっては2006年から7回目にして初めて総合での同級生との対戦となった。
第1ゲーム、挑戦者の坂井が持ち味を存分に発揮する。スマッシュとネット前への速いチャージで積極的に攻撃を仕掛け、田児に対して何本もエースを奪うなど互角以上のラリーを展開して9-5とリードを奪う。しかし徐々に慣れてきた田児も1つ1つのショットの精度を上げて応戦する。田児の放つスピンネットは度々ネットを巻き、甘い球を上げさせて決定打につなげ、6連続ポイントをあげ11-9と逆転する。その後は点の取り合いとなり終盤勝負の場面であったが、ラリーの我慢がしきれなかった坂井にミスが増え、田児が21-18とゲームを先取する。
第2ゲームは「追い風が気になってロブを思い切って打てず、甘くなったところをスマッシュで決められてしまった。それを気にしてネットプレーもうまくいかなくなってしまった。」と坂井が語ったように苦しい場面でラリーを立て直すことができず、田児の猛攻を許してしまう。スピードを上げた田児は速いタッチから多彩なショットで坂井を揺さぶり、甘い球を誘い出してはスマッシュを決めてリードを広げていく。結局そのまま田児が押し切り、21-8と力の差を見せつけて決勝進出を決めた。

試合後の会見で田児は坂井について「第1ゲームは終盤、相手の方が1~2本ミスが多かったことで助けられた。苦しい場面でのそういった我慢は、やはりパワーもスピードもある海外の選手と試合を重ねることによって出来るようになってくると思うので、これから坂井選手には海外の大会でもっと経験を積んでもらって、次に対戦するときはもっといい試合をしたい。」と王者らしいコメントを残し、史上3人目の5連覇がかかる明日の決勝戦に向けては「試合を観てくれる人が観てよかったと言ってくれるような、印象的な試合をして勝ちたい。」と自信を見せた。

 

池田 雄一(日本ユニシス) 7-21、16-21 佐々木 翔(トナミ運輸)

鍛え抜かれた肉体が勝負を支配する

 苦しんだ右肩の痛み。手術後の苦しいリハビリを経て、池田選手、ベスト4の座を手にしました。相手はロンドン五輪代表佐々木選手。相手に不足はありません。
一方の佐々木選手。ノースリーブのウェアから覗く両肩の筋肉の厚み。ムダを極限までそぎ落とした下肢の筋肉。トレーニングを積み重ねた肉体からは強烈なオーラを放っているかに見えます。
そんな佐々木選手に対し、池田選手は定評あるセンスで挑みました。ラケット捌きの巧みさでシャトルをコントロールし、緩急織り交ぜながらラリーを展開します。
しかし、試合が進むに連れて目の当たりしたのは、やはり佐々木選手の卓越したプレイです。何より球の下に入るスピード、安定度が抜群。池田選手が繰り出すほぼ全ての球に対し、瞬時に反応し、球の下に入るので、ショットが常に安定した姿勢から打てる。しかもパワーは十分なので、威力ある球を相手コートに打ち込んでいきます。
バドミントンでは"きちんと球の下に入って打て"が基本中の基本ですが、例え"世界レベル"であっても、否、だからこそ、その基本がより重要なのだと気づかされます。

第2ゲーム最終盤。粘る池田選手に対し、佐々木選手は強烈な一撃を放ちました。
佐々木選手、17-16でリードの場面です。彼が放ったのは高さ、威力共に試合開始時と全く変わらないジャンピングスマッシュでした。それも2ポイント連続でウィナーを奪ったのです。
この瞬間、勝敗は決しました。
「試合が終わったとき、汗ひとつかいていないこと。それが僕の理想の試合」
あるインタビューで佐々木選手、そんなコメントを残したそうです。
試行錯誤を繰り返しながらたどり着いた、バドミントン選手としての理想の肉体。未だ完全ではないそうですが、少なくとも、世界を見渡しても、ここまでのレベルに達した選手はそうそういません。
決勝は田児賢一(NTT東日本)-佐々木翔(トナミ運輸)。第1、2シードが順当に勝ち上がりました。明らかに好対照なプレイヤーが日本一の座を巡って戦います。どんな試合になるのか? 期待しましょう。

 

≪女子シングルス準決勝≫

今別府 香里(パナソニック) 21-13、21-17 廣瀬 栄理子(パナソニック)

スピードと強打で5年ぶりの優勝へ視界良好!

同じチームとあってお互いに手の内を知り尽くしているものの特別な意味をもつこの大会。 2年前の大会の決勝戦の顔合わせとなった第1ゲームは「つらい時期にたくさんの方に支えられてきたことが集中力につながってきている。思い切ったプレーをすれば結果がついてくると思う。」と話した廣瀬が8-4とリードする。これに対し今別府は「2年前での決勝では自分を出せずに負けたので、しっかり動いて自分のプレーをしようと思っていた。」の言葉通り、リードされてからギアチェンジしてスピードを上げて積極的に攻撃する。この攻めに廣瀬は押されてしまい今別府が連続8ポイントを奪い12-8と逆転する。さらに廣瀬はシャトルコントロールにも苦しみクリアーやロブがアウトとなり後半にも連続7ポイントをあげた今別府が結局21-13で奪った。

第2ゲームに入っても廣瀬は押され続け今別府が5-1とリードする。1点ずつしか取れない廣瀬はなかなか点差を詰めることが出来ないうえに、サーブミスを繰り返すなど普段の廣瀬らしくないプレーが出てしまう。これに対して強烈なスマッシュを決める今別府はネット前から素早くバック奥へロブを運びエースを奪うなどミスのないプレーが目立つ展開となる。今別府が17-11とリードした場面でこのゲーム初めて廣瀬が連続3ポイントを奪い追い上げをみせる。しかし「後半点が開いた時に攻め急がないように気をつけた。終盤力まないようにスマッシュで普段攻めるところもドロップを使い変化をつけた。」今別府が最後はクロスカットを決めて21-17で振り切った。

 

奥原 希望(大宮東高校) 17-21、21-23 三谷 美菜津(NTT東日本)

昨年の雪辱を果たした大器

 ディフェンディング女王、奥原。けれど高校3年生の彼女からは王座を守るというより、心を新たにチャレンジするのだという強い意志が感じられます。
対する三谷。ある意味、この大会に関して、最も強いプレッシャーを感じている選手かもしれません。昨年、優勝候補のひとりに上げられながら、準決勝で奥原選手に敗れました。それから約1年を経て、先のフランスオープンで、スーパーシリーズ日本人女子シングルス初優勝という結果を残したことで、昨年以上に優勝への期待が高まっていたのは間違いないからです。
昨年の対戦では、三谷選手のメンタル面での綻びが露呈したのですが、今日の戦前もまた、彼女のメンタルがひとつの懸念材料ではあったと思います。
先ずは不安視された立ち上がり。最初のポイントは三谷選手。しかも切れ味のいいスマッシュを決めたことで、三谷選手は落ち着けたと思います。
が、この試合の特徴だったと思いますが、お互いのペースの振り幅がとても大きかった。
3連続ポイントした三谷選手に対し、奥原選手が同じく3連続ポイントで切り返す。続いて三谷選手。10-5とリードを広げます。この直後、奥原選手はフォア奥から得意のリバースショットを決めると、流れを引き込み、6連続ポイントをし、11-10でインタバルとなります。
ここまでの試合の見応えは十分。三谷選手も持ち味をいかんなく発揮。コートの広さを満遍なく活かしてシャトルを散らし、好機をうかがいます。そんな三谷選手のショットを、奥原選手は小柄ながら柔軟でバネに富んだ体を躍動させ、シャトルを拾いまくります。

奥原選手の凄さは、ネット前のドロップショットを、四肢を最大限に伸ばし切って拾った姿勢からの回復力です。素早く立ち上がり、次のラリーに備えます。
そんな粘りを前にしても、今日の三谷選手は落ち着いていました。時おり連続ミスはありましたが、致命的なところまでは引きずることなく切り替え、攻撃的スタイルを貫きました。
第1ゲーム、16オールあたりからの勝負どころで、奥原選手にミスが増えたことで、最終的に三谷選手がゲームを取りました。
第2ゲーム。三谷選手はストレートで試合を決めたかったはずです。ファイナルになれば、奥原選手の持ち味がさらに威力を増すでしょうから。
奥原選手は明らかにペースを上げました。三谷選手の対応は後手を踏み、4-11という劣勢のスコアでインタバルを迎えてしまいます。普通に考えれば、このまま奥原選手のゲームとなる公算は大きかった。
けれどインタバルの間に三谷選手はリセットします。同時に奥原選手、ペースアップした反動が少し出ました。最大7ポイント開いた差を三谷選手がジリジリと狭めていきます。そして13-16からの4連続ポイントで、遂に追いつきました。
ただ、こんな場面にも奥原選手の非凡さが見えてきます。17-16と一瞬、逆転を許しながら、2ポイント取り返す。18オールと詰められれば、19点目は先に取る。こうした場面での精神的な強靭さは、とても高校3年生とは思えません。
しかし、それを上回る強さを見せたのが三谷選手。あれから1年を経て、数多くの経験を積んだ三谷選手は、揺るぎないテクニックとフィジカルに裏打ちされた自信を持って、この大会に挑んでいるようです。延長までもつれましたが、奥原選手にはゲームポイントを許すことなく、試合を終わらせました。
"大器"三谷美菜津選手。初優勝まであとひとつです。

 

≪男子ダブルス準決勝≫

平田 典靖/橋本 博且(トナミ運輸) 21-18、21-8 佐伯 祐行/垰畑 亮太(日本ユニシス)

リズムを作るネット前、速いタッチで決勝へ駆け上がる

終わってみれば王者の貫録を十分に見せつけた戦いだった。
昨年、一昨年は全く同じ顔ぶれだった男子ダブルス準決勝、2年連続3位だった廣部/数野(日本ユニシス)が不出場の今年、変わってここまで勝ち上がってきた成長著しい佐伯/垰畑はその勢いのまま3連覇中の平田/橋本との一戦に臨んだ。
第1ゲーム、主導権を握ったのは平田/橋本。素早いローテンションから繰り出す速いタッチのショットで佐伯/垰畑を翻弄し、決定機を確実に強打で決めてリードを奪う。意地を見せたい佐伯/垰畑は10-15の場面から徹底した攻撃で4連続得点と上げたものの、その後相手のスピードに我慢しきれずに要所でミスを連発、このゲームは21-18で平田/橋本が奪った。


第2ゲームに入ると「相手の速いスマッシュを押し返そうとして力んでしまった。風上のエンドだったこともあってそれがバックアウトになってしまった。」と佐伯が言う通り平田/橋本のスマッシュに対するロブやドライブリターンがバックバウンダリーを越えてしまう。また、「力みが出てしまった。」という垰畑の再三のネット前のミスもあり、平田/橋本が一方的に得点を重ねていく。結局、「ネット前を早くして自分達らしい攻めができた。」という平田/橋本が終始攻勢をたもったまま21-8で快勝し、決勝進出を決めた。

 

佐藤 翔治/川前 直樹(NTT東日本) 9-21、21-15、13-21 早川 賢一/遠藤 大由(日本ユニシス)

スピード対決を制するのはどっちだ

男子ダブルスでは唯一ロンドンオリンピックに出場し、昨年3位の佐藤/川前と準優勝だった早川/遠藤が対戦した。共に低いドライブをメインにスピードで押し切るタイプで緊迫の試合となった。直近では日本リーグで対戦しており、ストレートで早川/遠藤が勝利している。
第1ゲーム、抜け出したのは早川/遠藤。素早いタッチのドライブで早川がラリーをコントロールする。遠藤のスマッシュのリターンを早川が前衛でしっかり決める得意のパターンで5連続ポイントをあげる。佐藤/川前も我慢してレシーブするが、スピードに対応しきれず、反撃することができない。出だしの勢いのまま早川/遠藤が21-9で第1ゲームを奪う。
第2ゲーム、佐藤/川前がしっかりと修正し、スピードに対応していく。早川/遠藤の怒涛の連続攻撃を凌ぎ、チャンスで積極的に飛びついてはスマッシュを連打していく。なかなか決まらない早川/遠藤は焦りからかネット前などで細かいミスがでてしまい11-6とリードされる。「点差をつけられてしまって、修正できなかった。」と早川が振り返ったように着実に点を重ねられ、最後は遠藤のスマッシュレシーブがバックアウトになり、21-15で佐藤/川前に奪われてしまう。

ファイナルゲームはお互いに点数を重ねていくが、遠藤がスマッシュ、ドロップの緩急を利かせた配球で決めるなど徐々に主導権を引き寄せていく。後半「楽しんでいこう。」と話していた早川/遠藤が思いっきりのいい動きを見せる。左右にドライブ、レシーブを打ち分け、素早いローテーション5連続ポイントを奪い、15-8と引き離す。最後は早川の渾身のスマッシュが決まり、21-13で決勝進出を決めた。
試合後、昨年と同じ平田典靖/橋本博且(トナミ)との対戦について早川は「去年負けているので、勝ちに行く。」、遠藤は「明日は楽しみたい。」と意気込みを語った。

 

≪女子ダブルス準決勝≫

藤井 瑞希/垣岩 令佳(ルネサス) 21-18、21-11 末綱 聡子/前田 美順(ルネサス)

"世界"レベルの女子ダブルスは堪能できたのか?

 ある選手が、以前、こんな話をしてくれたことがあります。
「ダブルスではパートナーと2人、どちらも絶好調なんてことはほとんどありません。私たちも数えるほどしかなかったな。」
現役時代、実力、人気共に日本中を席巻していたペアでしたが、そんな苦労もあったということです。
今日、この試合を見ながら、そんなコメントを思い出していました。
同じチーム同士、先輩、後輩の間柄。一方は年内でのペア解消を公表しています。
総合での優勝は今回がラストチャンス。
4人が立ったコートからは、負けられない、勝ちたいという闘争心むき出しのピリピリとした緊張感とは異なる、微妙な雰囲気が伝わってきました。
静かな立ち上がり。しかしややナーバスになっていたのは藤井/垣岩。ミスショットを重ね、1-5とリードを許します。 序盤のペースは末綱/前田が握ったかに見えたのですが、そう簡単には進まないところがバドミントンの不思議さ。末綱選手がスマッシュをミスしたのをきっかけに、藤井/垣岩の反撃が始まりました。5連続ポイントで並ぶと、ここからは1、2ポイントずつを積み重ねる、競り合いとなっていきました。

末綱/前田の戦い方には、明らかな変化が見られます。これまでのしっかりレシーブをし、粘り強くチャンスを待つというだけでなく、相手コート広くにシャトルを散らし、優位な状況を積極的に作り出そうとする意図が見えるのです。この試合でも、2人の積極的なプレーが見えてはいました。
ただ、ひとつ気がかりだったのは、試合が進むに連れ、末綱選手にミスが目立ち始めたこと。
面でシャトルを捕まえきれず、ネットにかける、アウトするという、普段の末綱選手からは想定外のミスが、特に大事な場面で起こり始めたのです。
18オールで迎えた場面。垣岩選手の迫力溢れるジャンピングスマッシュが放たれる直前には、レシーブが打ちごろの浮き球になっていましたし、次の2ポイントは連続でネットにかけてしまいました。
続く第2ゲームには末綱選手のリセットが必須事項となりました。
結果的には、リセットは行われなかったことになります。
試合の模様をメモしたノートには、末綱/前田のミスによって試合が進行しく様子がメモされています。
藤井/垣岩ペアは無理をしませんでした。いつものように攻めに重きを置き、けれど慌てることなく、自らのペースで試合を進めました。
第1ゲームの競り合いとは逆に、得点は藤井/垣岩へ、一方的に加算されていきました。
19-11。長いラリーになります。両ペア共に、ガマン強くチャンスを待っていました。チャンスは末綱選手に訪れました。サイドライン際へスマッシュ。これは拾われ、もう1本。
このスマッシュがサイドラインを割ってしまいます。この試合を象徴するようなシーンでした。
マッチポイントは藤井選手が球足の長いプッシュショットをコート奥に決めたウィナー。
世界トップレベルの女子ダブルス。内容は濃かったけれど、勝負へのこだわりという点では、ちょっと迫力を欠いた試合となりました。

 

髙橋 礼華/松友 美佐紀(日本ユニシス) 21-15、21-9 松尾 静香/内藤 真実(パナソニック)

相手の攻めを封じ込めコンビネーションで連覇へあと1勝!

大会連覇を狙う髙橋/松友は、全日本社会人での優勝をはじめ、カナダオープン、USオープン、インドネシアグランプリゴールドの海外でも優勝を飾っている。現在の世界ランキングは8位。
一方、松尾/内藤もヨネックスオープンジャパンで準優勝。フランスオープン、香港オープンで3位の成績を収め、現在の世界ランキングは5位。
昨年の決勝戦の再現となったこの試合は、第1ゲーム立ち上がりに松尾/内藤が4連続ポイントを奪う。松尾のネット前でのゲームメイクも冴え松尾/内藤が先行する展開に持ち込む。しかし高橋/松友は、髙橋の後衛からの強打に松友のネット周りが持ち味。髙橋の連続スマッシュで攻撃のパターンを作り徐々にコンビネーションの良さを発揮し始める。強打、豪打の髙橋/松友が9-10と1点差に迫ると一気にゲームが動いていく。髙橋のスマッシュが決まるのに対し松尾/内藤の攻めは単発となる。特に内藤の後衛から放つスマッシュは髙橋/松友の巧みなレシーブの前に切り返され連打を封じられてしまう。こうなると髙橋/松友の攻撃が冴えわたり15-10と逆転する。結局最後は松尾のショートサーブがアウトになるあっけない終わり方で21-15と髙橋/松友が奪った。

流れを変えたい松尾/内藤だが第2ゲームに入っても髙橋/松友の前に攻撃の目を摘み取られてしまう。世界ランキング10位以内に4ペアが入る厚みのある女子ダブルスの中でも若手の髙橋/松友。力を十分に発揮して点差を広げていく。最後も内藤のスマッシュを松友がネット前に鮮やかにクロスリターンを決めて21-9と圧倒して2連覇に向けてあと1勝とした。

 

≪混合ダブルス≫

垰畑 亮太/髙橋 礼華(日本ユニシス) 21-8 14-21 18-21 佐藤 翔治/西山 夕美子(NTT東日本)

パワー対スピード、勝敗を分けたのは終盤の我慢

混合ダブルスの1試合目は攻撃力のある垰畑/髙橋と、スピードと抜群のバドミントンセンスを持つ佐藤/西山が顔を合わせた。
第1ゲーム、垰畑/髙橋は強打で攻め立て、出だしに4連続ポイントを奪う。勢いに乗った垰畑はスマッシュに頼ることなくフェイントを利かせたドロップを有効に使い、点数を着実に重ねていく。終始垰畑/髙橋ペースで進め、反撃を許さず7連続ポイントをあげるなど21-8で奪う。
第2ゲーム、佐藤が「相手に打たれないように我慢してラリーした。」と振り返ったようにドライブとネットを多用し、なんとか自分たちの攻めの形を作れるようになる。垰畑の少し浮いたスマッシュに西山が潜り込んで前に出て崩すと佐藤がスマッシュを決め、徐々に流れが佐藤/西山に傾く。自分たちの思うようなプレーが出来ず、15-12とリードされていて我慢しなければならない場面で髙橋が連続でネット前のプッシュをミスしてしまい、19-12とさらに点差を広げられてしまう。最後は垰畑のサービスがネットにかかり、21-14で佐藤/西山が奪い返す。

ファイナルゲーム、垰畑/髙橋は強打、佐藤/西山はスピードで対抗し、お互いに点数を重ねていく。佐藤/西山はスマッシュミスなどで連続ポイントを失ってしてしまい、悪い流れになるが、素早いタッチで左右に垰畑/髙橋を振り、自分たちに分があるスピードを活かしたラリーで悪い流れを断ち切る。18-18と競る中、髙橋のプッシュが2連続でアウトになり、最後は垰畑のクロスネットが返らず21-18で佐藤/西山が初出場で決勝進出を決めた。
決勝の嘉村/米元について、「相手はキャリアも豊富なので挑戦者として戦いたい。」と意気込みを語った。

 

橋本 博且(トナミ運輸)/藤井 瑞希(ルネサス) 21-13、17-21、11-21 嘉村 健士(トナミ運輸)/米元 小春(パナソニック)

実力はホンモノ、混合ダブルスのホープが決勝へ

1年ぶりの大会出場となった橋本/藤井とヨネックスオープンジャパンで3位になった嘉村/米元が対戦した。
第1ゲーム、橋本の強烈なスマッシュ、嘉村はドライブからの攻撃を武器にお互いに点を取り合う。11-11と競った場面で「速い展開になれておらず、戸惑った。」と嘉村が振り返ったようにドライブ、プッシュがアウトになるなどして、6連続ポイントを与えてしまう。流れを引きもどすことができず、嘉村のプッシュがアウトになり21-13で1ゲーム目を橋本/藤井が奪う。
第2ゲーム、米元が「1ゲーム目シャトルを上げて相手に攻めさせてしまったのがまずかった。しっかり修正できた。」と言うように我慢強くラリーでチャンスを作る。嘉村も攻め方も丁寧にシャトルを配球し、ドロップをうまく織り交ぜてチャンスでしっかり決めるうまさも見せる。スピードに慣れた嘉村/米元が連続ポイントを重ね、19-14とリードする。自分たちのミスで詰め寄られはしたが、最後は嘉村のスマッシュ連打から前に出てプッシュを決めて21-17とし、勝負はファイナルゲームに持ち越された。

ファイナルゲームはいいリズムで2ゲーム目を取れた嘉村/米元は攻める時は攻める、守る時は守ると攻守の切り替えがうまく、着実に点を積み重ねていく。一方、攻撃のパターンを作れない橋本/藤井は集中力を欠き、ネット前など簡単なミスをしてしまう。最後まで安定したプレーを見せた嘉村/米元が21-11で決勝へと駒を進めた。
試合後、嘉村が「思いっきり自分たちのプレーをやるだけ。」を話すと米元が「自分たちらしくやりたい。」と意気込みを語った。