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第67回 全日本総合選手権大会

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大会概要ページ

12月8日(日)決勝観戦記

男子シングルス

田児 賢一(NTT東日本) 21-7 / 21-17 上田 拓馬(日本ユニシス)

これぞ絶対王者、寄せ付けない試合運びで総合男子シングルス初の6連覇達成

前人未踏の男子シングルス6連覇を目指すNTT東日本の田児賢一と初の決勝進出に気合が入る日本ユニシスの上田拓馬が日本一をかけて対戦した。国際大会でも数多くの実績を残し、ヨネックスオープンジャパンでの準優勝など最近尻あがりに調子を上げてきている田児の実力については疑う余地が無い領域に入ってきたが、そこに上田がどこまで対抗できるかが勝負の鍵と見られた。

第1ゲームから田児がゲームの主導権を握る。強烈なスマッシュは上田のコートに次々と突き刺さっていく。上田も反応するが、パワーのあるスマッシュはなかなか相手コートに返らない。かろうじて返っても、田児が素早く前に詰めて後ろに追いやることを許さない。7-2、11-3、16-4と全く寄せ付けない。なんとか反撃の糸口をつかみたい上田であったが田児の圧倒的な攻撃力の前に第1ゲームは自分のプレーをさせてもらえず、田児が21-7で奪った。
第2ゲームも田児のギアは全開。強烈なスマッシュはさらに勢いを増したかに見え、7-1と第1ゲームと同じような展開になる。上田は徐々にスピードに慣れてきたのか、スマッシュレシーブを低めに相手コートに返せるようになり、少しずつ攻撃に転じていく。11点を先に奪ったのは田児であったが、上田は13-8、15-11となんとか引き離されないようにと食らいついていく。田児は少しもディフェンシブになることなく、さらに攻撃的なプレーを加速させて、19-12と優勝まであと一歩というところまで迫る。一矢報いたい上田は後が無い場面で彼らしいプレーがようやく出始めて、5連続ポイントを奪う。一瞬流れが上田に傾きかけたかと思ったが、そこからのラリーで見せた田児の気迫は凄まじいものがあった。長いラリーを粘って、甘く入ったところを思い切ったプッシュを叩き込んだ。最後は21-17でゲームを決めて、男子シングルス6連覇という金字塔を打ち立てた。

試合後のインタビューでは「勝ててほっとしている」と語った田児であったが、そんなプレッシャーは微塵も感じられない圧勝であった。惜しくも準優勝となった上田は「第2ゲーム後半から相手のスピードに適用しはじめたが、遅すぎた。」とコメントしていた。異次元の強さを見せて、もはや敵は無いと思わせるプレーを見せた田児には海外でのスーパーシリーズ優勝という期待がかかる。




女子シングルス

 三谷 美菜津(NTT東日本)2(21-12、21-17)0 廣瀬 栄理子(ヨネックス)

 昨日の2人の試合後の記者会見での表情は好対照だったのです。
廣瀬選手は終始リラックスムードで笑顔が絶えなかった。
一方の三谷選手は、「優勝、狙いにいきます」と決意を語り、それが気負いとも受け取れる様な印象を受けたのでした。
しかし一夜明けてみると、感情を上手くコントロールしていたのは三谷選手の方でした。
試合前のトスに勝った三谷選手は、サービスではなくサイドを選択します。
「前の男子ダブルスの試合を見て、やりづらそうな方を取りました。敢えてそちらを選んで、集中していこうと思ったからです」
その言葉どおり、ミスショットをしても、それを引きずらず、気持ちの切り換えがスムーズにできているように見えました。
対する廣瀬選手。試合後、
「風への対応が上手くできませんでした。加えて、優勝したいという気持ちが強過ぎたのかもしれません」
というコメントを残したのですが、緊張感からか、試合序盤、ミスショットが多かった。
11-7、三谷選手のリードでのインタバル後、その後の試合内容を象徴する光景が訪れます。
三谷選手の13-11で迎えた場面です。長いラリーが続き、三谷選手はナイスレシーブを連発して廣瀬選手の攻撃を凌ぎます。最後は廣瀬選手がネット前の浮き球をスマッシュで決めてポイントを奪いました。息が上がり切った両選手には、しばらくの休息が必要でした。
13-12。このポイントを取ったことで、廣瀬選手の反撃が始まったかのようにも見えましたが、第1ゲームの廣瀬選手のポイントはこれが最後だったのです。
第2ゲーム。さすがに廣瀬選手、切り替えてきました。攻撃的に、且つミスを減らします。序盤は順調にポイント重ねていきました。
9-3。このまま第2ゲームは奪いそうな雰囲気が漂い始めた頃、三谷選手の反撃が始まりました。
「ずっと廣瀬選手のフォア奥ばかり攻めていたので、バック奥にも打ってみたのですが、それが効果的でした」
右利きの選手にとってのバック奥。いわゆる"ラウンド・ザ・ヘッド"と呼ばれるショットです。肝心なのは打った後、いかにバランスを崩さず体勢を復元させるかにあります。バランスが崩れ、体勢の復元が遅れれば、次のショットへの準備ができない。当然、相手はそこを狙ってきます。
第2ゲームの中盤以降は、このバック奥の打ち合いとなりました。、
ラウンドショットを打つ瞬間の、三谷選手の荒い息遣いが体育館に響きます。しかし、廣瀬選手の執拗なバック奥打ちに対しても、バランスを崩すことはありません。どころか、その苦しい体勢からバック、ストレートへとスマッシュを打ち分け、エースを奪ってしまうのでした。
廣瀬選手の方は、バック奥のショットへの対応に苦しみます。どうにか打ち返せても、打った後にバランスを崩すことが多くなっていきます。
相手に負荷を与え続け、体力の消耗をうながすことは、女子シングルスの試合における厳しい一面なのですが、その部分で三谷選手のフィジカルが廣瀬選手を上回っていきます。
インタバル後のポイントのほとんどが三谷選手次第となりました。つまり三谷選手のウィナーがミスショットにより、得点が推移していったのです。
ウィンニングショットはこの試合を象徴する1本、三谷選手のバック奥からクロスへ放ったスマッシュのエースでした。
女子シングルスのベスト8に勝ち上がったのはシード選手たちでした。ここからの試合は本当に見応えがあったと思います。しかし最後に栄冠を勝ち得た三谷選手の、ここしばらくの充実ぶりは群を抜いています。
「女子シングルスはレベルが高く、誰が勝ってもおかしくない」
と、試合後の三谷選手のコメントです。けれど、一方では、勝つべく選手が勝ったとも言えます。
ただ、廣瀬選手の健闘も讃えなければなりません。若手の台頭が言われる中にあって、彼女が見せた今大会での存在感は素晴らしかった。未だにトップ選手のひとりであることを十分、証明しました。
三谷選手:3度目の正直で優勝できました。しかも準決勝では去年の決勝で負けた今別府香里選手に、決勝では一昨年の決勝で負けた廣瀬選手に勝っての優勝です。自分の中でのリベンジができたことで、この初優勝がより嬉しく思えます。




男子ダブルス

早川 賢一/遠藤 大由(日本ユニシス) 24-22 / 21-15 平田 典靖/橋本 博且(トナミ運輸)

成長の証と感謝のしるし、世界のトップで戦う早川/遠藤が嬉しい連覇

全日本総合男子ダブルス決勝戦のカードは3年連続で同じカードが実現した。早川賢一/遠藤大由と平田典靖/橋本博且の頂上決戦だ。一昨年は平田/橋本がスピードの差を見せつけて勝利し総合3連覇を達成、昨年は一回り大きくなった早川/遠藤が巧さと強さを発揮しストレートで勝利し初優勝を飾ったこの対戦、今年もハイレベルな好試合が期待された。

第1ゲーム、平田/橋本はドライブの打ち合いから先に相手に上げさせ、橋本が強力なスマッシュを決めていき7-3とリードを奪う。しかし「サーブ回りのドライブがよくつかまってしまったので、左右に流して組み立てていくことを2人で確認した。」という早川/遠藤は平田/橋本を揺さぶって先に球を上げさせ、チャンスでしっかりスマッシュやプッシュを沈めて一気に追い上げ、15-13と逆転してからは競りながらも先行していく。そして20-18で先に早川/遠藤がゲームポイントに到達したが、やはり簡単には終わらない。平田/橋本はスマッシュをボディ、センターに集めて21-20と逆にゲームポイントを握る。しかし橋本のサーブを受けた早川のヘアピンがネットに絡み、ハーフに上がってきた球を遠藤がジャンピングスマッシュで決めると、早川/遠藤が押し切って24-22で接戦のゲームを制した。
第2ゲーム、「シャトルが飛ぶ方のエンドだったので相手のレシーブも少し浅くなっていて、しっかり打ち込んで攻め切れた。」という早川/遠藤が序盤から強力なジャンピングスマッシュを次々に決めて有利に展開し、前半を11-5で終える。インターバル後は橋本が強烈なスマッシュで相手を引かせ、上がってきた球に平田が飛びついて前に落とすなど大きな展開から得点を奪う場面もあったものの、なかなか追いつくほどの流れにはならない。逆に早川/遠藤は早川のテクニックで相手の攻撃を上手くかわしつつ、後衛に入った遠藤がスマッシュを打つ展開が増えると、徐々にその決定率は上がっていく。結局そのまま最後まで攻撃ペースを握り続けた早川/遠藤が、最後は遠藤のクロススマッシュで21点目を奪って21-15で優勝を決めた。

見事連覇を達成した早川/遠藤が「去年の優勝や全英オープン準優勝など結果が出たことで以前よりも多くの方のサポート、応援を受けるようになり、その方々を裏切れない思いがあったので、今年の優勝というのは本当に嬉しい。」と喜びの笑顔を見せてくれた。また、現在世界ランキング4位である早川/遠藤の意識は既に来週行われるスーパーシリーズファイナルに向いており、「昨年は準決勝で相手の棄権があっての決勝進出だったが、今年はまずしっかり予選リーグを突破して、準決勝も戦って勝った上で決勝戦に進んで勝ちにいきたい。」と意気込みを力強く語った。




女子ダブルス

高橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)21-19 21-18 樽野 恵/新玉美郷(NTT東日本)

 世界で戦ってきた底力を発揮して大会3連覇を達成

この試合を全日本総合選手権でシングルス1回、ダブルス10回の優勝を果たした徳田敦子さんと振り返ってみる。

 徳田さんは「高橋/松友は丁寧なラリーとコンビネーションが持ち味。樽野/新玉は準決勝で相手にマッチポイントを取られてからの逆転と勢いがあり最後まで攻めきった力を今日も発揮できるか。」とポイントをあげた。また「ダブルスは打たないと勝てない。」とも話す。
第1ゲームは初優勝を目指す樽野/新玉が新玉のジャンピングスマッシュや樽野の巧みなショットで準決勝同様の攻める姿勢を貫く。一方高橋/松友はコースにしっかり入り確実にレシーブしていく。1点を争う緊迫したゲームは樽野/新玉が9-9の同点から一気に4ポイントを奪いリードを広げる。しかし徳田さんは「樽野/新玉は打ってはいるが高橋/松友のレシーブを崩せていない。まだ高橋/松友には余裕がある。」とゲームの流れを分析する。樽野/新玉はイージーミスやコースを狙いすぎての惜しいショットでこのリードを守りきれず14-14の同点にされて、再び振り出しに戻る。勝負所となった終盤での攻防について徳田さんは「松友はレシーブから攻撃にもっていく技術がある。高橋/松友は攻めに出て経験や実力から試合巧者ぶりを発揮している。」と話す。結局もつれたゲームは21-19で高橋/松友が奪う。
第2ゲームについて「取られた方は必死にくるので出だしが大事。離されたら一気にもっていかれる。」という。その中で樽野/新玉は積極的に攻め続けてポイントを奪っていく。これに対して高橋/松友はレシーブをきっちり返し左右に揺さぶり攻撃をかわしていく。中盤は樽野/新玉が15-13とリードするが、この点差を徳田さんは「離されても2点差までで凌げる力。そこでミスをせず相手のミスを誘うことが出来るのが高橋/松友。」と見る。しかし樽野/新玉にも18-16とリードした場面でチャンスが訪れる。新玉の好レシーブから体勢を立て直してラリーを繋ぎ食い下がるがポイントを奪われてしまう。ここでポイントを奪えば3点差に広がったが1点差に詰め寄られることになってしまう。
結局最後は高橋/松友が押し切り21-18のストレートで勝利して大会3連覇を達成した。
徳田さんは「世界ランキング4位の力を発揮した内容だった。大事な場面で自分たちを有利に持っていけるコンビネーションの良さがある。また勝ち方のコツを心得ている。」と勝因を分析した。しかし世界で戦うためには「勝負所で"あれっ"というミスをしないことと3ゲームを通じて打ち切るパワーが必要だ。」とアドバイスする。

 3連覇を達成した高橋/松友はお互いに「この1年間での成長と底力が上がったことが優勝に繋がった。世界で戦ってきたプレッシャーも感じていたので"苦しい連覇"だった。」と喜びを表現した。




混合ダブルス決勝

早川 賢一/松友 美佐紀(日本ユニシス) 21-19 / 21-23 / 21-13 嘉村 健士(トナミ運輸)/米元 小春(北都銀行)

限界を超えた戦い、早川/松友が初優勝でそれぞれ2冠を達成

順当に勝ち上がってきた第1、第2シードの対決となった混合ダブルス決勝戦、この日既に男子ダブルス2連覇、女子ダブルス3連覇をそれぞれ決めていた早川賢一/松友美佐紀と、この種目のディフェンディングチャンピオンである嘉村健士/米元小春が熱戦を繰り広げた。

第1ゲーム、早川/松友は松友が前衛で積極的にゲームを動かし、早川がテクニックとパワーを駆使したショットをコースに打ち込んで8-5とし、先行する展開となる。対する嘉村/米元は粘り強いレシーブからチャンスを作り出しては嘉村が気迫あふれるスマッシュを連打して得点をあげ、相手に先行されても決して逃がさない。終盤、18-19の1点差に競った時点では、嘉村/米元に勢いの分があるかに思われたが、この重要な場面で米元が選択したのはロングサービス。これを松友がしっかりクロススマッシュで沈めて早川/松友がゲームポイントを奪うと、最後はネット前の勝負で早川がプッシュを決め、21-19でこのゲームを奪う。
第2ゲーム、スタートから早川/松友が次々に速攻を仕掛けて4-0とリードすると、その後はお互い持ち味を発揮して点を取り合う展開ながら、早川/松友はリードを保って20-17と王手をかける。後のない嘉村/米元であったが、ここでサービス周り3打目、早川のクロスドライブを読んで動いた嘉村が強引にシャトルの下に入ってスマッシュを決める。最高の集中力を発揮した嘉村/米元が積極的かつ正確なショットで相手のミスを誘って20-20に追いつき、その勢いのまま23-21としてゲームを奪い返す。
迎えたファイナルゲーム、9-9までは前2ゲーム同様の激しい接戦となる。「(男子ダブルス決勝戦後、十分でない間隔での2試合目で)疲れ果てていたので、第2ゲームを落とした瞬間に正直『負けたな』と思った。」という早川だったが、同じく女子ダブルスに続く2試合目である松友がネット前で奮闘しているのを見て、ここから「先輩である僕がリードしていかなければ。」と、残っている力を振り絞る。速いタッチでドライブに角度をつけ、上がってきた球に素早く追いついて力を込めたスマッシュを連発。そんな早川の気迫がシャトルに乗り移ったかのように次々とショットが決まっていく。何とかしてもう一度得意の形を作って反撃したい嘉村/米元だったが、1つ1つのラリーで先手を打ってくる早川/松友の前に体勢を大きく崩され、その糸口を見出すことができない。結局、最後まで速い攻撃で押し切った早川/松友が21-13で嬉しい今大会2冠を決めた。




Dec 8 FINAL Round

Winners
MS Kenichi Tago ( beat Takuma Ueda 21-7,21-17 )

WS Minatsu Mitani ( beat Eriko Hirose 21-12,21-17 )

MD Kenichi Hayakawa & Hiroyuki Endo
( beat Noriyasu Hirata & Hirokatsu Hashimoto 24-22,21-15 )

WD Ayaka Takahashi & Misaki Matsutomo
( beat Megumi Taruno & Misato Aratama 21-19,21-18 )

XD Kenichi Hayakawa & Misaki Matsutomo
( beat Kenshi Kamura & Koharu Yonemoto 21-19,21-23,21-13 )

MS : Tago beat Ueda overwhelmingly with his strong smash, acute drive and net play with highest technique. In the second game, Ueda played very patiently, but getting 17 points was his utmost.

MD : Both pairs showed very strong and speedy shots and defensive skill effectively.
In the second game Hayakawa/Endou's power a little exceeded that of opponents to their victory.

XD : Hayakawa/Matsutomo looked to win rather easily when they leading to 21-17 in the second game. But Kamura/Yonemoto's hardwork and persistence made game into final. In the final game Hayakawa recovered himself and Matsutomo played skillfully at net area. They got 4 consecutive points to 13-9 and t0 20 to win 21-13 finally.

WD : Matsutomo and Takahashi was given a tough battle by Taruno and Aratama but magaged to get a victory at 21-19,21-18. They won the championships in 3 consecutive years in row.
Although lost in Finals, Aratama and Taruno's amazing physical strength and fierce offense was really worthwhile seeing. This Duo must be a shining star next year.
After the match, Takahashi said "We have had difficult games until today and we feel pressure to win the title, but now we are so relieved."

WS : Mitani, last year's runners-up, defeated Hirose, who became gold medalist 5 times in this championships, and finally realized her earnest to win the victory. Hirose, with her skillful game making, had lost no game until yesterday, but Mitani kept her concentration and fierce offense until the end of the game. Hirose commented after the match, "I couldn't control the shuttle well because of the wind and Mitani's receiving was excellent. I might feel a little pressured to win today."