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第68回 全日本総合選手権大会

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大会概要ページ

12月6日(土)準決勝観戦記



男子シングルス

若手を寄せ付けない、ベテランの貫録勝ち!
佐々木 翔 (トナミ運輸) 21-9/21-8 常山 幹太(東大阪大学柏原高校)

1995年以来の高校生ベスト4入りを果たした常山幹太は、長年男子シングルスを牽引してきた日本ランキング2位の佐々木翔と対戦した。

第1ゲームの序盤、様子見の長いラリーの均衡を破ったのは常山だった。スピードを上げ、スマッシュを続けざまに打ち積極的に相手に仕掛けたが、百戦錬磨の佐々木には通用しない。佐々木は常山の攻撃をことごとくレシーブし、相手を寄せ付けないまま11-1の大量リードでインターバルへ。その後も佐々木は常山に思い通りのプレーを殆どさせず、21-9で第1ゲームをとった。

第2ゲーム、何とか状況を打開したい常山は、クリア中心の長いラリーで佐々木のミスを誘う作戦に切り替える。しかし、これに佐々木は正確で丁寧なラリーをしながら対応し、逆に常山がバックアウトを連発してしまう結果に。結局このまま佐々木が21-8で第2ゲームもとり、2-0のストレート勝ちした。

試合後、佐々木は相手の常山に対して、「おそらく相手は疲れていたと思う。自分が高校生だった時を考えると、気持ちを整理できないまま試合に臨んだのではないか」と述べた。明日に向けては、「自分のやれることをやるだけ」と抱負を語った。 一方敗れた常山は、「昨日、一昨日のファイナルまでもつれた試合で体が疲れていた。勝ちたい気持ちは持っていたが、体がついていかなかった」と悔しさを口にした。






世界でつかんだ勝負勘、強さと魅せるプレーで会場を惹き込み、桃田が初の決勝進出!
桃田 賢斗(NTT東日本) 21-14/22-20 坂井 一将(日本ユニシス)

トマス杯では出場試合全勝と、疾風のごとく急速な成長を見せる桃田賢斗(NTT東日本)が準決勝に登場し、坂井一将(日本ユニシス)と対戦した。昨年の準々決勝ではファイナルゲームで桃田に軍配が上がっており、坂井としては何としても雪辱を晴らしたい一戦となった。

第1ゲーム、桃田の巧さと決定力の高さが顕著に表れた展開となった。積極的に攻める坂井のショットに全く動じることなく、丁寧にラリーを繋いではチャンスどころで強力なスマッシュを突き刺し得点を重ねていく。「相手の守りがよく、なかなか決まらなかったことで強引にいってしまいミス、失点につながってしまった」という言葉どおり、坂井は積極的な攻めの代償なのかミスも目立つ。結局このゲームは桃田が主導権を握り続けて21-14で先取した。

第2ゲームに入ると坂井はスピードを上げ、ネットの攻防から桃田のバック奥を突いてハイバックを打たせては、甘くなったところで強力なスマッシュをボディ中心に決めて11-4と先行をはかる。しかしインターバルを明けると桃田もスピードを上げ、この坂井の必勝パターンを封じにかかる。ネット前の勝負でより厳しいヘアピンを放ち、先に相手にロブを上げさせては強力なスマッシュをサイドライン際に決めていき、一気に追い上げて14-14とする。苦しい坂井はここから勝利への執念を見せ、クロススマッシュを次々にねじ込んで20-16とゲームポイントを掴む。会場の誰もがファイナルゲーム勝負と思った瞬間であったが、桃田だけは違った。「追いつけるとは思っていた」と言うとおり、勝負を急ぐ坂井のショットを1本1本正確に捌き、スマッシュ、カウンターレシーブによるエースで盛り返す。桃田が1点を返すごとに湧き上がる会場。そんな異様な雰囲気に飲みこまれるように、坂井は終盤の重要局面でロブのバックアウトを続けてしまう。最後は桃田の強打に対する坂井のリターンがやはりアウトになり、22-20で桃田が大逆転し、初の決勝進出を決めて大きなガッツポーズを見せた。

試合後、桃田は「できすぎですね。トマス杯で優勝してからは(意識の面で)世界への距離が違ってきて、練習の取り組みもかわってきた。」と自己の成長を認めた。ついに明日、決勝の舞台へ。リオ、さらには東京五輪を見据える若き才能の飛躍はこれからが本編だ。







女子シングルス

この舞台を楽しんで戦った山口が女王に一歩前進!
山口 茜(勝山高校2年)21-15/26-24 橋本 由衣(NTT東日本)

「去年と同じところまで勝ち上がり良かった。これから挑戦して上を目指していければいい。」と決勝進出を狙う山口は、全日本社会人優勝でこの大会初めてベスト4入りした橋本由衣と顔を合わせた。

第1ゲーム立ち上がり山口は最初のポイントをスマッシュで奪う。準々決勝まではラリーを展開しながら強打を放っていたが、このゲームでは早めに自分から仕掛けていく。フォア奥に追い込まれても鮮やかにクロスドライブで切り替えしてエースを奪うなど連続4ポイントを奪う。橋本もタッチの早い攻めで4-4の同点に追いつき緊迫したゲームとなる。しかし山口の積極さは中盤以降も変わらずスマッシュを主体に組み立てるこれまでにない攻撃パターンを見せる。これに堪らず橋本は風の影響もあったのかシャトルコントロールに苦しみ山口を楽にしてしまう。橋本のショートサーブに対して踏み込んで低くて速いロブでミスを誘い20-15とゲームポイントを握ると鮮やかにクロススマッシュを決めて21-15でこのゲームを奪う。

第2ゲーム前半山口は「1ゲーム目に橋本さんが結構アウトにしていたので飛ぶのかなと思って調整したら逆に甘くなって簡単に打たれてしまった。」と橋本が6-0とリードする。この点差を橋本は山口のバックサイドに球を集めてクロスショットで攻める展開に持ち込み14-8と優位に進める。山口はこのゲームをラリー主体のパターンに戻し橋本の攻めに対して橋本のフォア奥にロブやクリアーを運び我慢比べとなる。山口が徐々に追い上げ橋本とのポイント差を3点に詰め寄った直後のラリーで、橋本のロブに対して自信をもって見送った球の判定はイン。山口は笑顔を見せながらもしゃがみ込んだが「追いついて追い越した場面だったのでショックだった。」とこのゲームの勝敗の分かれ目になることを山口が痛いほどわかっていたのかもしれない。ポイントは17-13となりリードを広げられてしまう。こうした場面でも気持ちが引かないのが山口の強くなった証で、意外性のあるカットを続けて得点をあげるとスマッシュ&ネットなどで連続6ポイントを奪い一気に20-18と逆転してマッチポイントを握る。しかし橋本は諦めずに丁寧にラリーをして同点にして延長ゲームとなる。山口は「何で気持ちに余裕があったのかわからないが、いつもなら強引に打ってしまうところをしっかりクリアーで粘って立て直せた。」とネットショットで25-24とすると最後はフォア奥からストレートのリバースカットを決めて26-24で粘る橋本を振り切り決勝進出を決めた。

山口は「明日は勝っても負けても最後の試合なので自分らしく楽しんでプレーしたい。」と3年前に奥原希望(日本ユニシス)が高校2年生で女王に輝いた再現を自分の手に収めるチャンスが巡ってきた。




女王・三谷、圧巻のプレイで廣瀬を圧倒。2連覇への熱き思いをコート上に見せつける。
三谷美菜津(NTT東日本) 21-8/21-10 廣瀬栄理子(ヨネックス)

昨年の決勝戦と同じ顔合わせ。 初の戴冠から1年、三谷選手は世界選手権3位入賞など、順調に結果を残してきました。
一方の廣瀬選手は、その世界選手権直前に右足首の疲労骨折が判明し、大会をキャンセル。以来、治療とリハビリの日々を送り、10月のヨーロッパ遠征から復帰を果たしたものの、痛みを抱えながらという状態でした。

大会前までの状況に違いはあっても、この準決勝まで2人とも1ゲームも落とすことなく順調に勝ち上がってきました。
キャリアのハイライトに向かって階段を駆け上がっている三谷選手。
一方の廣瀬選手は豊富な経験と実績を糧に、若手の前に立ちはだかります。

試合は想定以上の一方的なものとなりました。
この試合での三谷選手は実に素晴らしかった。
38分の試合時間中、ただの一度も集中力を欠く場面はなく、攻撃の手を緩めることもありませんでした。
時おり廣瀬選手が送るハイバックへの球も、得意のラウンドで処理、同時に体の軸がブレることがないため、即座に次のプレイへの対応が可能。
結果、ラリーが続くに連れて、三谷選手は優位性を確立させ、ウィナーを次々に決めていきました。
頭を越すクリア。厳しい姿勢から打ち込まれるスピード豊かなスマッシュ。素早いダッシュでネット前に詰めてのプッシュショット。
三谷選手のフィジカル面の特長を活かしたショットが繰り出されました。
フィジカルで劣る廣瀬選手はどうしても後手を踏まざるをえません。
ライン際のショットはウォッチするというより、追いつけないで見送ってしまうという光景が頻発します。
私の記憶の中で、日本人選手にここまで一方的に攻められる廣瀬選手の姿は見たことがありません。
第2ゲームの終盤は、会場も沈黙に包まれていました。
その完璧な内容に三谷選手は十分な手ごたえを感じたまま、試合を終えています。

試合後のコメントには、好調時の三谷選手らしい、自信に溢れた言葉が並びました。
「今日の試合は、この大会中、一番体が動いた試合でした。スピードを上げていきながら、常に先手、先手でプレイできたし、ラリー中も廣瀬選手の体勢が崩れるのがしっかり見えて、そこを攻めることもできました。廣瀬選手との試合に向けて、しっかりと準備ができた結果だと思います。決勝戦の相手、山口選手は高校2年生ですが、実力は世界の一流選手と変わらないです。先手を取って向こうよりタッチを速くしたい。(昨年の優勝者として)守る部分もありますが、受けるのではなく向かっていけるように、今から明日まで、しっかりと準備をするつもりです」

今大会をベスト4で終えた廣瀬選手。試合後、この1戦を最後に現役引退を表明しました。
「今年の7月頃から(引退のことを)考えるようになりました。やりきったなという満足感でいっぱいです。5回の優勝をした総合を最後の大会にして、勝って終われれば最高だったのですが、今日の三谷選手は本当に強かったです。6歳から始めたバドミントンを今日まで続けてこられたのは、やっぱりバドミントンが好きだったから。練習ではツライことも多いのですが、試合になって強い選手たちと色んな駆け引きやお互いの技術を駆使してのショットの打ち合いは本当に楽しくて、ずっとこのままコートに居たいなと思うことも多かったです。一番の思い出は2011年の全英でファイナリストになれたこと。最高の舞台に立てたことと優勝できなかった悔しさもあって、それが一番です。本当に色んな出来事がありましたが、多くの方々に支えられながら今日まで現役を続けることができました。関係者の方々や応援してくださった方々に、この場を借りて感謝の言葉を述べさせていただきます。ありがとうございました」

私事で申し訳ないのですが、2001年全日本ジュニア大会決勝で戦う廣瀬選手との出会いが、そのままバドミントンとの出会いでした。以後、彼女を通じてバドミントンに惹かれ、多くの感動的な場面に遭遇させていただきました。これまでの廣瀬選手の努力を賞賛し、今日、彼女の最後の試合の観戦記を書かせていただけることにも謝辞を述べたいと思います。







男子ダブルス

絶対に負けられない戦い、巧みなゲームメイクで勝利をもぎ取る
早川 賢一/遠藤 大由(日本ユニシス) 21-16/21-18 数野 健太/山田 和司(日本ユニシス)

世界ランキング4位で3連覇を狙う早川/遠藤は、全日本社会人優勝の数野/山田と対戦した。同じチームであり、お互いに手の内を知り尽くしている同士の対戦となった。

第1ゲーム、序盤、「昨日までは負けられなかった。トマス杯も飾ってあり、固くなってしまった。数野/山田は練習でよく負けている。」と早川/遠藤が話したように動きに固さが見られた。しかし、さすがは世界ランキング上位というラリーを展開する。スピードがあり、テンポよい連続アタックに対して驚異のレシーブ力を発揮し、盛り返していく。固いレシーブを前に決まらない数野/山田は緩急を織り交ぜた攻撃で早川/遠藤の体勢を崩すも、大事なところで数野/山田がミスをしてしまう。終盤、数野/山田は1点差に詰めるもののレシーブが崩れなかった早川/遠藤がミスを誘い、21-18で奪う。

第2ゲーム、お互いに安定したレシーブでドライブ合戦が繰り広げられ、目まぐるしく攻守が入れ替わるラリーが展開される。「自分たちの形は出せた。しかし決め切れなかった。力不足だった。」という数野/山田にミスが出てしまい、早川/遠藤が連続ポイントを重ねていく。早川/遠藤は15-7と大量リードを奪うと落ち着いたラリーで結局は21-12で決勝進出を果たした。

試合後、遠藤は「大会連覇は特に考えていない。明日は大舞台を楽しみたい。」と話した。




スピード・パワーで圧倒!目指すは3年ぶりの優勝
平田 典靖/橋本 博且(トナミ運輸) 15-21/21-17/21-11 井上 拓斗/金子 祐樹(日本ユニシス)

本大会第2シード、日本ランキング3位の平田典靖/橋本博且は、昨日格上ペアを破り勢いに乗る井上拓斗/金子祐樹と対戦した。
試合は序盤から、平田/橋本が怒涛のスマッシュ攻撃を仕掛け、相手に殆ど攻撃を許さず11-8とリードしてインターバルを迎える。しかし、そこから平田/橋本にミスが続いたのを契機に、金子が後衛から緩急織り交ぜつつ反撃し、9点連続得点で17-11と一気に逆転する。このまま井上/金子が21-15で第1ゲームを先取する。

第2ゲーム、平田/橋本はミスを減らしながら、激しいアタックを開始。井上/金子も息の合ったコンビネーションでラリーを展開し対応しようと試みるも、相手のずば抜けたパワーとスピードについていくことが出来ない。そのまま第2ゲームは21-17で平田/橋本がもぎとる。

第3ゲームも平田/橋本の勢いが止まらない。前衛の平田がサービス周りで抜群の反応を見せ、相手に何もさせないまま連続得点する展開が続く。何とか踏ん張りたい井上も前衛からクロスヘアピンやドライブなどで積極的に仕掛けるものの、なかなか平田を崩せない。結局21-11で第3ゲームも平田/橋本がとり、2-1で同ペアが決勝進出を果たした。試合後、平田/橋本は「第1ゲームは点差を広げられすぎた。相手のドライブに付き合わないように、途中からシャトルを上げさせるようにすることが出来たのがよかった」と振り返った。そして「日本一になりたい」と抱負を述べた。







女子ダブルス

勢いそのままに勝利をもぎ取り初めての決勝に進む!
栗原 文音/篠谷 菜留(日本ユニシス) 21-18/21-14 宮内 唯/久後 あすみ(ルネサス)

栗原/篠谷は準々決勝ではチームメイトで大会4連覇を狙う日本のエースダブルスの高橋礼華/松友美佐紀を破りこの舞台に進んできた。宮内/久後は昨年のこの大会でもベスト8に入るなど安定感のある戦いで常に上位に顔を出す試合巧者である。

第1ゲームから勢いのある栗原/篠谷に宮内/久後も一歩も引かずに互角の戦いを繰り広げる。栗原の角度のある強打に篠谷が積極的に前衛に入りプレッシャーをかけていく。一方ベスト4に3ペアが食い込んだルネサスチームの中でも長身の久後にスピードとテクニックのある宮内も緩急をつけた攻めでポイントをあげていく。ゲームが動いたのは栗原/篠谷が14-15と1点を先行されて場面で、宮内/久後に攻め急ぎからミスが続き連続5ポイントを奪い19-15と逆転してリズムに乗る。結局最後は栗原がスマッシュを決めて21-18でこのゲームを奪う。

第2ゲームに入ると終盤の勢いを保った栗原/篠谷のショットが次々と決まり宮内/久後を防戦一方に追い込む。動きも良くなりミスがほとんどない栗原/篠谷は粘り強いレシーブに加えコンビネーション良く攻める力強さも発揮して11-2と大きくリードする。「昨日勝ったからには今日は絶対に勝ちたかった。」と話す栗原の言葉どおり、気迫を前面に出してポイントを奪っていく。後半追い上げられたが篠谷が「足が動いていたし追い上げられても二人で踏ん張ることができた。」と宮内/久後を14点に抑え込んだ。試合ごとに成長を見せる栗原/篠谷の戦いが頂点を極めるのか楽しみである。




同チームのライバルペアの一戦は、勝利への意欲で上回った福万/與猶ペアに凱歌。
福万尚子/與猶くるみペア(ルネサス) 21-18/21-19 福島由紀/廣田彩花ペア(ルネサス)

女子ダブルス、準決勝に勝ち上がった4ペアのうち3ペアがルネサス勢が占めました。ダブルス強豪チームの名に相応しい結果です。
しかし、当然、同チーム対決があるわけで、この試合が正にその一戦となりました。
「手の内は分かっている同士です」
と、前日に語っていた福島選手。その言葉どおり、試合は拮抗した展開となります。連続ポイントがあっても、ミスがあっても、けっして諦めることなく、互いが喰らいつき、一進一退の攻防が終盤まで続きます。
"ガマン"をキーワードに掲げていた両ペア。打ち込まれるスマッシュをガマン強く拾い、長いラリーが続く中、攻撃へと逆転し、ポイントを上げる光景は両ペアに見られたのですが、そんな中で福万/與猶ペアはミスがなく、ポイントを上げる場面がやや多く見られたのです。
そのことが結果、18本で第1ゲームを先取できたことにつながります。
第2ゲームも同様の展開が続きます。
序盤は福万/與猶ペアがガマン強く福島/廣田ペアのスマッシュをガマン強く拾う場面が多く見られます。
スマッシュが競り勝ち、福島/廣田ペアのポイントに。或いは拾い続けた結果、ほんの少しの綻びを見いだし、そこから攻めに転じてポイントを上げる場面も。
そんな展開が延々と続くかのように思えました。
ただ、15-13と福島/廣田ペアが先行したときには、第2ゲームは取り返すかもしれないと思えました。
しかし、この場面で福万/與猶ペアは踏ん張りました。
「苦しい場面ではパートナーを信じて戦いました」
と、試合後の福万選手。
4連続ポイントで15-17とひっくり返してしまいます。
結局、この最終盤に向けた勝負どころでのポイントの奪い合いが、そのまま結果に現れました。
2ポイントリードの優位性を活かし、最後は19本でゲームを奪い、福万/與猶ペアのストレート勝ちです。
福万/與猶ペアの與猶選手は昨年のジャパン・オープン直前のナショナル合宿中に左足前十字靭帯断裂という大ケガを負い、そこから丸1年間の治療とリハビリを経て、見事、総合の決勝戦まで勝ち上がりました。
「普通に歩くこともできない状態で、リハビリはそこから始まりました。ツライことも多かったのですが、福万さんもずっと待っていてくれていたし、周囲の応援もあったおかげで、ここまで戻って来られました。感謝の気持ちも込めて、この大会では結果を残したいし、明日の決勝戦では優勝したいと思っています」
ペアの福万選手。
「待っている最中はチームメイトの前田さんや藤井さん、垣岩さんら先輩たちから、多くのことを学ばせてもらったし、そんな経験もレベルアップできた要因のひとつだと思っています。ルネサスへの恩返しする気持ちももって、優勝したいです」

敗れた福島/廣田ペア。 「チーム内の練習のときの試合では五分五分の勝敗です。ただ今日は相手の方がミスが少なく、気持ちで負けてしまいました。自分たちの良いところを、向こうは連続してやらせてくれませんでした」

所属チームの消滅と移籍。パートナーの大ケガによる1年に及ぶ活動休止。いくつかの労苦を味わった福万/與猶ペアが、総合準決勝という大一番で、同僚チームを僅かに上回り、初の決勝戦へと勝ち上がりました。







混合ダブルス

連覇へ不安材料はなし、早川/松友が試合時間24分の快勝で決勝へ
早川 賢一/松友 美佐紀(日本ユニシス) 2(21-7、21-12)0 米元 優樹(宇部興産)/米元 陽花(ACT SAIKYO)

連覇を狙う早川賢一/松友美佐紀が登場、昨日の準々決勝では1ゲームを落とす苦しい場面もあったが、準決勝では完全に相手を手玉に取り、挑戦者・米元優樹/米元陽花を退けた。

第1ゲーム、早川の鋭いショットが次々に決まっていき、早川/松友は6-0と早々に飛び出す。米元/米元は速さについて行くことができず、ラリーを続けることができない。「やはりスピードが」違いすぎた、と振り返った通り、相手の素早く自在なショットを前に自分たちのプレーができず、このゲーム21-7と早川/松友が完勝する。

第2ゲームに入っても早川/松友が圧倒的優位に、軽やかに試合をリードしてく。松友がネット前の攻防を制して相手に球を上げさせれば、早川のジャンピングスマッシュはもう止められない。米元兄妹は守りきることができず、早川/松友は10連続得点など、一度も大きく流れを明け渡すことなく21-12で貫録の勝利を収めた。その試合時間、なんと24分。

「昨日の試合でふがいないかった部分をしっかり修正でき、出だしから上手く試合に入れた。」と試合後に充実感を語ってくれた早川/松友。連覇に向けて視界は良好だ。




得意のドライブ戦で自分たちのプレーで3年連続の決勝進出を掴む
嘉村 健士(トナミ運輸)/米元 小春(北都銀行)21-19/21-23/21-15 垰畑 亮太/栗原 文音(日本ユニシス)

2年ぶりの優勝を狙う嘉村/米元と垰畑/栗原が顔を合わせた。嘉村/米元はペアを組んで長く、コンビネーションが抜群で、スピードあるラリーで攻め立てる。一方の垰畑/栗原は組み始めて間もないながら、ランキングサーキット、全日本社会人優勝と実績十分。共に長身であり、男子ダブルス並みの攻撃力を誇る。

第1ゲーム、「上げてしまうと垰畑の速いスマッシュがくるので、ドライブを心がけた」という嘉村が左右に打ち分けて前衛で米元がプッシュを決める展開で14-10とリードを奪う。一方の垰畑/栗原はドロップを有効に使うなど緩急を入れた攻めに切り替え、長身ペアの強力なアタックで5連続ポイントを奪い15-17と逆転に成功する。しかし、反撃はここまでで、ミスが重なり、最後は垰畑のドライブがバックアウトになり21-19で嘉村/米元が奪う。

第2ゲームはお互いに点を取り合い、13-13となる。垰畑/栗原の3連続のミスで16-13と嘉村/栗原が抜け出し、一気に行くかに思われたが、垰畑が強烈なスマッシュを皮切りに攻め立て4連続ポイントを奪い、主導権を渡さない。攻撃の手を緩めず20-16とゲームポイントを握る。嘉村/米元は気迫のスマッシュやプッシュを決めるなどして20-20と追いつくが、結局は垰畑のクロスへのドライブが決まり22-20で垰畑/栗原が奪い返した。

ファイナルゲーム、「女子対女子になった時に自分が下から触ることが多かった。配球も上だった。」と栗原が話したように嘉村/米元の攻める機会が増えていく。11-9とリードする場面で米元が3度目のサービスフォルトを取られ、苦しい展開になるかと思われた。しかし、「気にしなかった」という嘉村が思いきりのいいドライブ、スマッシュで追い込み、米元が前で決める得意のパターンで得点を重ねていく。終盤、垰畑/栗原にミスが出て、21-15で嘉村/米元が3年連続の決勝進出を果たした。

試合後、昨年の決勝と同じ顔合わせになったことに対して、「今年は勝ちに行く、自分たちでどこまできるか試したい。」と嘉村が話すと米元は「チャレンジャーのつもりで臨みたい。」と語った。







Dec. 6 Semi Final

Dec 6 Semi-Finals Match results are as follows:

MS
Sasaki won 2-0 (21-9, 21-8) VS Tsuneyama
Momota won 2-0 (21-14, 22-20) VS Sakai

WS
Mitani won 2-0 (21-8, 21-10) VS Hirose
Yamaguchi won 2-0 (21-15, 26-24) VS Hashimoto

MD
r Hayakawa/Endo won 2-0 (21-18, 21-12) VS Kazuno/Yamada
Hirata/Hashimoto won 2-1 (15-21, 21-17,21-11) VS Inoue/Kaneko

WD
Kurihara/Shinoya won 2-0 (21-18, 21-14) VS Miyauchi/Kugo
Fukuman/Yonao won 2-0 (21-18, 21-19) VS fukushima/Hirota

XD
Hayakawa/Matsutomo won 2-0 (21-7, 21-12) VS Yonemoto/Yonemoto
Kamura/Yonemoto won 2-1 (21-19, 21-23, 21-15) VS Taohata/Kurihara

MS Semi-Finals

Sho Sasaki vs Kanta Tsuneyama, Sasaki won the match 2- 0 (21-9, 21-8)

In the first game, Sasaki went to 10-0 lead straight forward without giving any pont to his opponent, Tsuneyama who semed not to have any clue how to respond to Sasaki. Sasaki further went to 20-7 game point and closed the game at 21-9.

In the second game, Tsuneyama started to respond quickly enough for most of Sasaki's attacks however all his returns are almost within Sasaki's anticipations. Sasaki scored 10-3, 18-5 and closed the second game at 21-8.



K. Momota beat K. Sakai 2-0.

Game proceeded excitedly with strong smash, swift drive and super receive of both players.
1st game, Sakai positively used his strong smash but more than 50% went out of side lines.
Because of Momota's skilled receiving ability, Sakai was forced to aim the severe course.
2nd game , Sakai's attack became effective and Sakai got 5 consecutive points to his game point.
Momota, however, sped up his play and with 6 consecutive points close the game 22-20 to win the match.





WS Semi-Finals

Akane Yamaguchi 2(21-15,26-24) 0 Yui Hashimoto
Minatsu Mitani 2(21-8,21-10), 0 Eriko Hirose

The match between Yamaguchi and Hashimoto is really spectacular to see a high school player called " badminton genius" against a developing tenacious player. From the beginning of the first game, Yamaguchi placed shuttles fast and low, making a fast- paced rallies and with fierce cross-court smashes, she earned points to close the game with 21-15. However when the second game started, Yamaguchi seemed to have difficulties to pick her pace up and Hashimoto kept a lead until 8-14. From 9-14, Yamaguchi sparked a comeback playing various soft net shots and clears forcing Hashimoto to move from the front to rear court. Although Hashimoto kept concentration to the end and the game was unexpected to the last second, Yamaguchi closed the game 26-24. Yamaguchi expressed in the press interview " Today I could play at my own pace. I kept calm all through the match and that's why I could win today. Tomorrow is the last match in this tournament, so I will do my best to check if I became mentally stronger than last year."

Eriko Hirose, who was soundly beaten by the defending champion Mitani expressed after the match that she would finish her player's career today. In the press interview, Hirose said " With my twenty three year's badminton career, I feel so much for badminton. When I missed the ticket to the London Olympics, I often thought how long I should continue my career. However in Uber Cup, I could play satisfactory. Now I have no more regrets to retire."





MD Semi-Finals

Hirata,Hashimoto won 2-1 (15-21, 21-17 and 21-11) VS Inoue/Kaneko

In the first game, Hitara/Hashimoto led to the 11-8 interval first, but Inoue/Kaneko scored 9 consecutive points to 17-11 before closing the first game at 21-15. In this game, Inoue/Kaneko played very well especially Kaneko's straight attacks by smashes and a driven returns which deceived opponents' prediction.

Although the 2nd part of the first game, Hirata/Hashimoto made too many unforced errors, the strory of the 2nd game was different. Hirata/Hashimoto displayed their normal style of attacking formation and led the game after 10-8 without being leveled or caught by their opponents. Hirata/Hashimoto won the 2nd game at 21-17.

In the final game, Hirata/Hashimoto looked very easy to atack and receive and played comfortably with a confidence in their mind. They closed the game and won the match at 21-11.



K. Hayakawa & H. Endo beat K. Kazuno & K. Yamada 2-0.

1st game proceeded to 6-6 with both side getting several consecutive points. Then Hayakawa & Endo led to 19-15 aided by of errors by opponents. Game looked Hayakawa & Endo to win easily, but Kazuno & Yamada showed yery persistent play to 18-19. At Hayakawa & Endo 20-18, Kazuno & Yamada kept very fast and severe attack, but Hayakawa & Yamada made surprisingly super receive and finally Kazuno made mistake of opponent's easy pop up shattle to the win of Hayakawa & Endo.

2nd game, Hayakawa & Endo kept leading through the game and with surprising long service, closed game 21-12 to win the match.





WD Semi-Finals

A.Kurihara&N.Shinoya 2(21-18,21-14) 0 A.Kugo&Y.Miyauchi
N.Fukuman&K.Yonao 2(21-18,21-19) 0 Y.Fukushima&S.Hirota

After beating Takahashi&Matsutomo yesterday, Kurihara&Shinoya seemed to take on unstoppable momentum in this tournament. Both Kurihara& Shinoya aggressively move forward to controll the net and continue fierce smashes and killing shots. Kugo&Miyauchi patiently caught up with Kurihara& Shinoya, however they couldn't take a lead after 10-11 in first game.

The match between Fukuman&Yonao Fukushima&Hirota was a team mates' competition and because they knew each other well, the game became a seesaw battle from the beginning to the end. Although Fukushima&Hirota kept offensive play, they fell just one step short of finals.





XD Semi-Finals

Hayakawa/Matsutomo won the match 2-0 (21-7 and 21-12) against Yonemoto/Yonemoto

Hayakawa/Matsutomo played perfectly in this match. Hayakawa led the match all the time and also dominated the most of the duration of through his technics and power thanks to Matsutomo's attacks from the fore part of the court. The durationis only 24 minutes.



Kamura/Yonemoto went through to the finals scheduled tomorrow.

They won the match 2-1 (21-19, 21-23 and 21-15) against Taohata/Kurihara. The duration is 57 minutes.
Both pairs entertained audiences in the Yoyogi No. 2 Gymnasium as the last match for the day.
In the first game, one time Taohata/Kurihara turned over the game from 8-14 to 17-15, however Kamura/Yonemoto leveled at 19-19 and overtook the game and closed at 21-19.
In the 2nd game, noboday could predict which pair is going to win the game and in fact they went to deuce before Taohata/Kurihara won the game at 23-21.
In the final game, it wa Kamura/Yonemoto pair who finally reached to 18-15 first and closed the game at 21-15.