第69回 全日本総合選手権大会

<<前へ>>次へ

大会概要ページ

12月3日(木)2回戦

男子シングルス
桃田賢斗(NTT東日本) 18-21 / 21-15 / 21-8 五十嵐優(中央大学)

田児賢一(NTT東日本)が体調不良により今日が初戦となった桃田とインカレ2位の五十嵐が対戦した。
第1ゲーム、「1コートは風がすごくて、普通にラリーをすれば相手がミスしてくれると思ってコートに入った。予想以上に相手がミスをせず、自分が勝手にミスをして追い詰められてしまった。緊張して身体が震えてしまった」と桃田が振り返ったように、苦しい展開になる。一方の五十嵐はコートを縦横無尽に動きまわり、チャンスで決めて勢いに乗っていく。18-18で五十嵐が3連続ポイントで21-18と奪う。
2ゲーム序盤、1ゲーム目同様接戦となる。試合が動いたのは12-12。「五十嵐のショートサーブがネットにかかり、開き直った」という桃田に本来の動きが戻る。7連続ポイントで流れを引き寄せ、結局は21-15で桃田が奪い返す。
ファイナルゲーム、「自分が疲れてきた中、スピードを上げられてジャンプスマッシュを打たれてノータッチが多くなってしまった、力の差を痛感した」と五十嵐が話したように桃田の独壇場となる。13-2で大量リードを奪い、勢いそのまま21-8で桃田が3回戦へ駒を進めた。
今日の試合を振り返って、桃田は「出来は20点。弱気になりすぎて得意のネット勝負が出来なかった。プレーを修正していかなければならない。がむしゃらに貪欲に勝負したい」と、初優勝を見据えて戦う青年らしく気持ちを切り替えた。

古賀 輝(早稲田大学) 21-19 / 12-21 / 23-21 常山幹太(トナミ運輸)

昨年高校生にして本大会3位の成績を残した常山が、同じナショナルB代表の古賀と対戦した。この対戦は今年のランキングサーキットでも行われており、そのときは常山がストレートで下している。
第1ゲームはお互いの持ち味を発揮した競り合いとなった。常山は持ち前のスピードでコートを駆けて相手を崩し得点を奪えば、古賀は巧みなラケットワークで相手の逆を突くショットを駆使して応戦、互いに譲らぬ展開だったが最後は古賀がクロスネットを華麗に決めて21-19と先取する。

第2ゲームは足が止まった古賀に対し常山がスピードを上げて突き放す。相手を対角に動かし、チャンス球をしっかり沈めた常山が小気味よく得点を重ね、21-12と良い流れでゲームを奪い返した。
前ゲームの勢いのままに常山はファイナルゲームでも精力的に動き、相手のミスを上手く誘いながら11-6として優位に折り返す。しかし「ネット前の勝負に持ち込めば自分が先に有効な一打に繋げられると思った。」という古賀が執拗なネットプレー中心に立て直し、猛追を見せる。手に汗握る終盤戦となり、先にマッチポイントを握ったのは常山。ポイントは20-18と大勢を決したかに思われたが、追い込まれた古賀が勝負強さを見せる。相手のショットと同時にギャンブルスタートのごとくチャージをかけて連続で球を沈め20-20に。次のプレーで甘い球のプッシュをミスしてしまった古賀はコートに崩れ落ちて悔しがったが、再度集中し直し、引き続き勢いよく球に飛び込む。最後はヘアピンをネットに絡ませながらねじ込み23-21、60分の死闘制した古賀は嬉しいベスト8入りを決めた。







女子シングルス

山口 茜(勝山高校3年生)21-14 / 18-21 / 21-18 漆崎真子(山陰合同銀行)

連覇を目指す山口と全日本社会人2位の漆崎が対戦した。
第1ゲーム、山口が緩急を利かせたラリーでリードを奪う。一方の漆崎は粘りのプレーで必死に食らい付いて9-8と逆転する。しかし、スピードを上げた山口が連続得点などで21-14とする。
第2ゲームは、「相手は強い。粘って相手が嫌がるまで拾おう。相手のエースショットを拾って、プレッシャーを与えよう」と思ったという漆崎が脅威の粘りを見せ、徐々に流れを引き寄せていく。6連続ポイントで16-13と漆崎が逆転すると勢いそのまま21-18で奪い返す。
ファイナルゲーム、山口が8-0と大量リードするも、漆崎は我慢のラリーで食い下がる。山口はここぞの時のスマッシュからのプッシュの速さと集中力の高さでポイントを重ねていき、19-13とする。このまま行くかと思われたが、漆崎は19-18と追い上げを見せる。しかし、「海外遠征でたくさん試合をしているので、慌てないで対応できた」と山口が振り返ったように連続ポイントを挙げ21-18でゲームセット。3回戦への駒を進めた。
明日の対戦については、「同じ高校生の川上紗恵奈(富岡高校3年生)との対戦。A代表なので精度の高いプレーをして勝ちたい」と語った。

第2シードの奥原希望(日本ユニシス)は鈴木温子(ヨネックス)を2-0のストレートで下し、順当に勝ち上がった。試合後、「かけひきがしっかりできている。総合のこの体育館に対応できているのに自信を持てている。これからは日本代表の選手ばかりで厳しい戦いになる。自分のプレーをしてからが勝負になる。」と語った。

大堀 彩(NTT東日本) 21-14 / 21-13 福島由紀(再春館製薬所)

第1ゲームは「自分らしい攻めの気持ちを持ってプレーした」という大堀が要所での迫力あるスマッシュで決めていく。福島はコート内をスピーディーに駆け回ってリターンするものの、ショットが安定せず、勢いにのることができない。結局21-14で大堀が奪う。









2ゲーム目に入っても流れが変わらず、大堀が序盤からリードし、主導権を握る。一度もリードを許すことなく、21-13で大堀がベスト8入りを決めた。
「ナショナルA代表に入るには、ベスト4に入ることが最低条件なので、がんばりたい」と明日への意気込みを語った。











三谷美奈津(NTT東日本) 21-17 / 18-21 / 21-13 仁平菜月(富岡高校2年生)

女王返り咲きとその先のオリンピックレースの巻き返しを目指して戦う三谷が、期待の高校生・仁平との一戦に望んだ。
1ゲーム目、仁平がよく食い下がったが、三谷がスピードを上げ、12-5とリード。その後はお互いに連続ポイントを取り合い、仁平が長いラリーの後スマッシュをサイドアウトしたとことで21-17、三谷がゲームを奪う。
2ゲーム目はお互いによく動き、12-12となる。ここから三谷が3連続得点で一気に勝負を決めるかに見えたが、勝ち急ぎのミスを連発、4連続ポイントを許す。仁平の動き、ショットがよく、最後は仁平のドライブを三谷が返球できずネットにかけてしまい、仁平が21-18で取り返した。





ファイナルゲーム、流れが大きく変わる展開で三谷が6連続、5連続ポイントを取れば、仁平もクロスネット、スマッシュを決め5連続、4連続ポイントで追いすがるが、最後の長いラリーののち1ゲーム同様仁平のスマッシュがサイドラインを割ってしまい勝負あり、21-13で三谷が勝利を掴んだ。
試合後、仁平は「相手はトップ選手かつ自分は年下ということもあり、プレッシャーなく思い切ってプレーできた。特に2ゲーム目の後半からは負けることを恐れずに戦えたが、ファイナルでは高校生なら決まる球が皆返ってきた。小さなところでミスが出て負けた。三谷選手とファイナルまでできたのは自信になったが、負けは負けなのでしっかり練習して次はがんばりたい」と話した。
一方の三谷は「自分からミスをしてファイナルになってしまった。3ゲーム目は我慢してミス少なく自分のペースで戦うことができた。仁平選手の上からのショットがよかった」と振り返り、「明日も自分の力を出し切って試合をしたい」と意気込みを語った。







男子ダブルス
渡辺勇大/三橋健也(富岡高校3年生) 21-18 / 21-15 古賀輝/齋藤太一(早稲田大学)

ドライブ中心の低い速い展開となったが、攻守とも渡辺/三橋がやや上回った。1ゲーム目の最後はやや消極的になった古賀/齋藤のロブが連続でバックアウトとなる。
2ゲーム目に入り、渡辺/三橋にやや無理な攻めが目立ち、一方古賀/齋藤が巧みな配球で11-3とリードする。しかし、ここから渡辺/三橋の攻撃とレシーブが冴え、2度の3連続ポイントと6連続ポイントで一気に19-14とする。特に相手の猛攻をしのいだ17点目は圧巻で21-15と押し切った。

明日の試合について、「世界のトッププレーヤーである早川賢一/遠藤大由(日本ユニシス)なので、戦えることをうれしく思います。1つ1つのプレーを大事にしてチャレンジの気持ちで、できれば勝ちたいです」と力強く語った。






保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸) 21-13 / 21-16 竹内義憲/島田大輝(ヨネックス)

長身のヨネックスペアのスマッシュ強打は脅威であり、一方の保木/小林は体格的に劣るものの低く早い展開でコート内ローテーションを武器に対抗する。
第1ゲーム、自分たちの持ち味を発揮した保木/小林が早いタッチでプレッシャーを与え試合を有利に進めていく。保木が強気に前に入り、小林が飛びついて左からのスマッシュのパターンで得点を重ね、21-13で奪う。

2ゲームも保木/小林がスピードで上回り20-11とする。竹内/島田は意地を見せて攻撃の形を作って反撃をすするも小林が気迫でプッシュを決める21-16で保木/小林が準々決勝へと駒を進めた。
明日は「自分たちの持ち味である攻めの精度を上げたい。100%の力を出せるようにしたい」と語った。







女子ダブルス

米元小春/田中志穂(北都銀行) 21-17/21-12 星千智/東野有紗(日本ユニシス)

ナショナルB代表の米元/田中が20歳&19歳の星/東野との一戦に登場した。
第1ゲームは序盤からお互い点の取り合いで進んでいく。星/東野が積極的に打ち込んで攻めの気持ちを見せれば、米元/田中は冷静な配球から要所でスピードを上げて相手を崩していく。一時的にはリードを許しても冷静に得点を重ねた米元/田中が21-17でこのゲームを奪った。

第2ゲーム、米元が一層の輝きを見せる。ゲーム序盤の競り合いから前衛で球を押し込むと、フロントコートでの主導権を完全に掌握し、球を次々に沈めていく。それに呼応するかのごとく田中もリアコートからキレのあるスマッシュをコースよく決めていくなど、全く危なげがない試合運びで21-12と快勝で次戦へと駒を進めた。








混合ダブルス

垰畑亮太/篠谷菜留(日本ユニシス) 21-16 / 21-17 星野翔平/新玉美郷(NTT東日本)

第1ゲーム、垰畑の強烈なスマッシュを中心とした垰畑/篠谷とそれをレシーブし、チャンスで強打する星野/新玉が点を取り合う構図となった。均衡を打ち破ったのは、垰畑/篠谷。リターンに素早く反応して飛びついてクロススマッシュを垰畑が決めるなどして4連続ポイントを奪い16-11とする。そのままの勢いで21-16と垰畑/篠谷が奪う。

第2ゲーム、10-6と垰畑/篠谷がリードし、1ゲーム目の勢いでそのまま行くかに思われたが、集中力を高めミスを減らした星野/新玉が17-17と追い上げを見せる。しかし、反撃はここまで、垰畑/篠谷のアタック力が炸裂し、4連続ポイントで21-17として勝利した。
次戦について、「同じチーム同士の対戦で、やりにくさはないので、楽しんでやるだけ。」と話した。





Dec 3 2nd round
Overview
Top players proceeded expectedly to quarterfinal round as follows;
MS K.Momota, T.Inoue, K.Nishimoto, K.Sakai, T.Ueda, A.Koga, R.Takesita, S.Sasaki
WS A.Yamguchi, N.Okuhara, M.Mitani, Y.Hashimoto, S.Sato, S.Kawakami, K.Imabeppu, and A.Ohori
MD K.Hayakawa & H.Endo, Y.Watanabe & K.Mihashi, T.Inoue & Y.Kaneko, K.Sonoda & T.Kamura, N.Hirata & H. Hashimoto, H.Saeki & R.Taohata, T.Hoki & Y.Kobayashi, and K.Kazuno & K.Yamada
WD A.Takahashi & M.Matsutomo, A.Watanabe & M.Aratama, Y.Hukushima & S.Hirota, S.Matsuo & M.Naito, A.Sakuramoto & A.Doi, K.Yonemoto & S.Tanaka, W.Nagahara & M.Matsumoto, and N.Fukuman & K.Yonao
XD K.Hayakawa & M.Matsutomo, R.Taohata & N.Shinoya, K.Sonoda & N.Fukuman, T.Kamura & K.Yonemoto, Y.Yonemoto & H.Yonemoto, Y.Watanabe & A.Higashino, and K.Ito & N.Uratani

Featured matches
MS K.Momota 2(18-21,21-15,21-8)1 Y.Igarashi

World top ranker, Momota lost first game against Igarashi, runners up at Japan inter-college championship. Momota quoted; court 1 is especially influenced by the wind in this gymnasium.
To the contrary of my understanding that my opponent will make many errors due to wind, I myself made errors. I was too optimistic to get the game easily. Fortunately I could amend my play so as only to concentrate in shuttle one point by one point and got 2nd and final game.








WS A.Ymaguchi 2(21-14,18-21,21-18)1 M.Urushizaki
My plan to win was to play patient and persistent, and finally it worked to win the match. But in the second game, opponent's persistency exceeded that of mine. Also, I made several easy mistakes, which made my play difficult. Tomorrow onward I do my best to play more preciously, to win.




MD Y.Watanabe & K.Mihashi 2(21-12,21-19)0 A.Koga & T.Saito
Young pair, Champion of inter-high school championship beat the champion of inter-college championship to go up to quarterfinal round.






XD K.Kazuno & A.Kurihara 2(21-12,21-23,21-15)1 T.Hoki & K.Yonao
Kazuno & Kurihara is now very famous Japanese mixed doubles pair after their prominent performance at Sudirman Cup. They losy 2nd game after rather easy win of 1st game. Final game proceeded very closely to make the audience feel so nervous.