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第70回 全日本総合選手権大会

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12月3日(土)準決勝

男子シングルス

西本拳太(中央大学) 21-13/21-13 上田拓馬(日本ユニシス)

 名門埼玉栄高校のOB同士の対決となった男子シングルス準決勝第一試合。第1ゲーム、序盤は両者ともコートの四隅を突く丁寧な配球で攻撃のチャンスを窺いながら戦う展開に。大きな点差はつかないまま、11-7の西本リードでインターバルを迎えた。追いつきたい上田は、ドリブンクリアやドロップ、スマッシュとコート奥から多彩な攻めを見せ、相手を揺さぶりにかかる。しかしインカレ3回の優勝を誇る西本は動じず、ことごとく返球してみせる。加えてラリーの要所では攻撃力抜群のスマッシュで点数を重ね、結局上田に一度もリードを許さず21-13で西本が第1ゲームをとった。
第2ゲーム、後のない上田は相手の鋭いカットやスマッシュに対し、コートに飛び込みながらも必死にラリーをつなぐ。そんな上田の決死のプレーの前に西本はミスを連発し、序盤は5-0と上田がリードする形になる。一方西本はここでギアを上げ、声を出しながら強力なスマッシュを相手コートにたたき込む気迫のこもったプレーで応戦。とうとう9-9と同点に追いつく。インターバル後、上田はハイクリアを織り交ぜて試合を立て直そうとするも、一度エンジンのかかった西本の勢いは止められない。このゲームも21-13で西本が取り名門校のOB対決は後輩に軍配が上がった。


 試合後、西本は「相手は社会人で、高校でもナショナルでも先輩で力は五分五分だと思っていたが、気持ちだけは負けないつもりで挑んだ。第2ゲーム0-5 から粘って追いつけたことに自分の持ち味が発揮され成長を感じた。」と試合を振り返った。明日に向けては「今大会は皆にチャンスがあったが自分が優勝をしなければならない、という気持ちが強い。相手が誰だろうと粘って勝ちたい。」と抱負を語った。
 敗れた上田は「昨日までの相手からレベルが上がり、決めに行ったショットも返球され、仕留めようと無理をしてしまいミスを連発してしまった。一旦リセットして次の目標を見定めたい。」と語っていた。









坂井一将(日本ユニシス) 21-11/21-19 小野寺裕介(日本ユニシス)

 本大会男子シングルス準決勝第二試合は、日本ユニシスの同門対決。経験豊富な坂井に対し、本大会初めて準決勝進出を果たした小野寺が挑むという形になった。小野寺は「序盤は緊張していて体が震えていた。」と語っていたように、いきなり11-3と点数を離されてしまい、追いかける苦しい展開に。その後もこの点差は埋まらず、21-11で第2ゲームは坂井がとる。






第2ゲームに入ってから、「相手は格上選手。自分はただ向かっていくだけ。」と気持ちを整理した小野寺は、猛攻を仕掛け一時は18-13とリードを奪う展開になる。このまま小野寺が逃げ切るかに見えた第2ゲームだったが、ここから坂井選手が5連続ポイントの怒涛の反撃を見せ、18-18と同点に。ここからは一進一退の攻防が続き、最後は小野寺の、コートに飛び込みながらの決死のレシーブを跳ね除け、坂井が21-19でこのゲームも取り決勝進出を果たした。
試合後、坂井は「今までの試合は一方的な試合が多く決勝戦を前に競る展開の試合を経験できたのは大きかった。チームの後輩との対決だったが、海外を転戦して得た自信から、変なプレッシャーは感じず余裕を持ってプレーできた。」と語っていた。また「今日敗れたチームの先輩の上田選手と後輩の小野寺選手の分まで、明日は自分がエースとしての気持ちをもってタイトルを持ち帰りたい。」と明日への抱負を述べた。
一方敗れた小野寺は「リードを奪った展開で、自分の気の緩みから連続失点をしてしまった。勝負どころでも、まだ自分の中で自信のあるショットが確立されていなかったために、一歩引いてしまい決めきることができなかった。」と語っていた。




女子シングルス
山口 茜(再春館製薬所) 21-17/21-16 三谷美菜津(NTT東日本)

 準々決勝では試合の出だしが良くなかったため、スタートを大事にしようと試合に臨んだという山口。その言葉通り第1ゲームは快速プレーで8-0と大きくリードする好スタートを切った。一方三谷は「相手が速い展開でラリーしてくることは分かっていたので、それに付き合わずにしっかり奥まで押し込んで動かして戦おうと決めていた。」と、粘り強いプレーでチャンスを生み出しては角度のあるスマッシュやクロス球でポイントを奪い追い上げを見せる。しかし序盤の失点が響いて結局山口が21-17で奪う。





 第2ゲームは中盤まで競い合う展開となったが、山口は「気持ちが1ゲーム目より楽になって思いっきりプレー出来たと思う。」と、点差が詰まっても慌てることなく落ち着いてプレーする。三谷の必死の追い上げも15-15の同点にするのが精一杯。山口は「スピードを上げて自分でラリーを作っていくようなイメージでプレーした。」と振り返るように、早いタッチからの鋭いショットの連続で三谷に十分なリターンをさせず、エースショットを次々に決めるなどして連続ポイントを奪い、21-16で勝利し決勝に進んだ。
 明日の佐藤冴香(ヨネックス)との対戦については「勝っても負けても最後の試合。優勝をあまり意識することなく自分らしいプレーが100%出せるように頑張りたい。」と2年ぶりの優勝に無欲で挑む。

佐藤冴香(ヨネックス) 17-21/21-13/21-13 鈴木温子(ヨネックス)

 前回準優勝の「静」の佐藤と社会人大会優勝の「動」の鈴木と対照的な二人の対戦となった。
 第1ゲームはスタミナとスピードに自信がある鈴木が、立ち上がりから積極的に仕掛け決まるたびに"声"を出して向かっていく。これに対し佐藤は受け身になっていたわけではないが、先行されたことによる焦りからか際どいショットにミスが続いてしまう。佐藤は「同級生で大学も同じ、会社も同じで社会人で優勝して伸びているので始めはやり辛かった。」と話すように結局21-17で鈴木が奪う。
 第2ゲームに入るとナショナルA代表の佐藤が意地を見せる。緩急を上手く使い鈴木を揺さぶり強打を沈めていく。鈴木も素早い動きで必死にシャトルを追いチャンスと見るやコースを狙った正確なショットで対抗する。しかし中盤に突き放した佐藤が追い上げを許さず21-13で奪い返した。





 ファイナルゲームに入ると気持ちを切り替えた鈴木が佐藤に食らいつき、鋭い踏み込みからのネットショットやクロススマッシュでポイントを奪い10-11と1点差まで追い上げインターバルを迎える。この60秒の間にスイッチが入ったのが佐藤。「思うところにシャトルがいかなかったが途中気持ちを切り替えて入れることだけを徹底した。」とスピードを上げて攻撃の手を緩めずスマッシュ&ネットを繰り出し鈴木のレシーブが乱れた所では強打を次々に決めて連続ポイントを奪い、21-13で佐藤が逆転勝ちで決勝に進んだ。
 明日の山口 茜(再春館製薬所)との対戦については「茜ちゃんの方が格上なので向かっていくだけ。相手に攻めさせず自分の持ち味であるスマッシュを打てる状況を多く作りたい。ベストパフォーマンスで優勝したい。」と初優勝へ意欲を示した。












男子ダブルス

園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸) 21-14/21-16 井上拓斗/金子祐樹(日本ユニシス)

 今大会優勝候補筆頭、園田/嘉村に前大会5位の井上/金子が挑んだ。試合は始めから園田の強力なアタックを軸に点数を重ねる。井上/金子はコースを打ち分け、相手のミスを誘いながら応戦し、園田/嘉村が11-6とリードしてインターバルを迎える。その後は嘉村が前衛から積極的に攻め込み,後衛からは園田の破壊力抜群のスマッシュを叩き込み,相手に一瞬の隙も与えずゲームは進む。反撃したい井上/金子だったが,サービスフォルトやラインの判断の迷いなどがあり,リズムに乗れず21-14で園田/嘉村が第1ゲームをとる。
 第2ゲームは、勢いそのままに園田/嘉村は猛攻を仕掛ける。井上/金子は巧みな配球で相手に連続で攻撃をさせないように応戦し、今度は金子が後衛からのスマッシュで反撃し一時は6-3でリードする展開になる。このまま流れが井上/金子に傾くと思いきや,試合巧者の嘉村はそれを阻止した。相手のスマッシュに一歩も引かず驚異的なレシーブで流れを引き寄せ、後衛の園田の攻撃につなげ11-9と逆転してインターバルへ。その後も嘉村の前衛での対応は冴えわたり、園田のスマッシュも小気味よく決まり17-9と6連続ポイントで相手を引き離す。井上/金子の必死のレシーブもものともせず、21-16でこのゲームも奪取し、2-0のストレートで園田/嘉村は決勝へと駒を進めた。

 試合後、嘉村は「しっかり1ゲームも落とさずに戦えており、今年は安定した戦いができている。」と語り、園田は「1ラリーごとにどのように対応していくかを考えながら自分達のプレーができている。」と話した。また共に「どのようにパートナーに決めさせるか常に意識しながらプレーしていきたい。」とも語っていた。明日の決勝に向けては「遠藤選手は世界トップの選手だと思っているし、渡辺選手もセンスがあり19歳とは思えないくらい落ち着いたプレーをする選手だと思っている。全日本社会人選手権で敗れているので明日はリベンジし、自分たちが日本のエースダブルスだということを証明したい。」と抱負を語った。
 一方敗れた井上は「ゲーム前に立てていた、レシーブから前に出て相手のドライブには付き合わない展開作りを進めることができなかった。」と語り、金子は「昨日までは5、6点は相手のミスに助けられたが今日はそれがほとんどなく、自分達のミスがそのまま点差に直結してしまう状況に対応しきれなかった」と語っていた。

遠藤大由/渡辺勇大(日本ユニシス) 21-18/21-15 保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)

 リオオリンピック出場の遠藤を擁し、全日本社会人で優勝を掴んだ遠藤/渡辺と、昨年の総合でファイナリストとなり成長を遂げた保木/小林の準決勝に相応しいハイレベルなマッチとなった。
第1ゲーム、まずペースを掴んだのは保木/小林。保木が相手の低いリターンを前で止め。サウスポーの小林が強力なスマッシュを打つ自分たちのスタイルでシャトルを沈めていき、11-6とリードを奪う。しかし「相手が戦い方を変えてきたのに自分たちは単調になってしまった。」と保木が言うように、ここから遠藤/渡辺はレシーブの精度を上げ、打たれる展開から打たせる展開にシフト。鋭く逆サイドに振るなど相手に万全の体勢で打たせない見事な配球で、チャンスを作っては決めていき17-17で追いつく。ここまで遠藤が安定したショットと驚異的なコートカバーでラリーを引っ張ってきたが、「スタートから緊張していたが、遠藤さんが声をかけてくれてリラックスできた。」と渡辺も徐々に持ち味である巧みなラケットワークを発揮、勝負どころでよく沈むドロップショットなど、相手の裏をかくショットで決めていく好循環が生まれ、遠藤/渡辺が21-18としてゲームを先取する。




第2ゲームは完全に遠藤/渡辺の舞台だった。保木/小林の強力なショットの連続をも完全に守り、スーパーレシーブを連発、自在のリターンで流れを渡さない。保木/小林の上からのショットを封じただけでなく、コーチ席の早川から飛ぶ「前でプレッシャーかけて。」の指示通り、低いドライブラリーでも前の速いタッチでシャトルをコントロールし、相手にフォアハンドで触らせない見事なラリーメイクを見せるなど、17-11と大きくリードを奪う。ここから保木/小林も保木の必死のアタックを軸に攻めきる場面を増やし、15-18と追いすがるが、遠藤/渡辺は動じなかった。個々から遠藤、次いで渡辺と立て続けにネット前に飛び込んでプッシュを決めると、最後は渡辺がドロップショットを決めて21-15、嬉しい決勝進出を決めた。
試合後、遠藤が「しっかり優勝を狙って、この大会で自信をつけて世界でやっていけるようになりたい。」と堂々のコメントをすれば、渡辺は「遠藤さんはとても頼りになって、今日の第1ゲームをしっかり勝てたのは自分にとって大きな意味がある。明日も最後まで自分の力を出しきりたい。」と19歳の若者らしくひたむきな声を聞かせてくれた。






女子ダブルス

髙橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス) 21-16/17-21/21-17 福島由紀/廣田彩花(再春館製薬所)

 観客の視線を集める髙橋/松友は入場の際にも笑顔を見せたが、福島/廣田はやや緊張した表情でコートに向かった。
 第1ゲーム前半は福島/廣田の動きに硬さが見られ髙橋/松友が5-0とペースを掴む。レシーブで後手に回ってもカバーできる能力の高さに早い展開で攻める髙橋/松友が自分たちのプレーをいかんなく発揮してリードを広げていく。特に松友の前衛でのポジション取りは相手の攻めを単調にさせ福島/廣田の攻めを封じる。結局21-16で髙橋/松友が奪う。
第2ゲームに入ると「自分たちの持ち味は攻めの形とローテーションの早さ。」という福島/廣田が徐々ペースを取り戻し常にリードを保ちながらゲームを進めていく。髙橋はスマッシュの高さを打ち分けて強打を放つが、やや高くなるとバックアウトとなってしまう。また松友のレシーブやドライブがコースを狙いすぎる余りサイドアウトとなってしまう。髙橋は「2ゲーム目はミスをしても良いからサイド攻めをした。」松友も「攻めてのミスなので次に繋がるゲームだと思う。」と話し、粘り強いレシーブから攻める姿勢を貫いた福島/廣田が21-17で奪い返す。

 ファイナルゲームはお互いに一歩も譲らない激しい展開となる。コンビネーションの良さを見せる髙橋/松友に対して二人とも強打が打てる福島/廣田の長いラリーが展開される。終盤までどちらに勝利の女神が微笑むのかわからない1点を争う好ゲームに観衆の目が注がれる。17-16と先行したのは福島/廣田。廣田が積極的に前へ詰めると福島もロブの揺さぶりにも動ぜずアタックを放つ。しかし簡単に引き下がらないのが髙橋/松友。前衛での上手さを見せる松友に後衛から髙橋がスマッシュを決めて同点に追いつくと、勢いが加速されて連続ポイントを上げて20-17とマッチポイントを掴む。最後は廣田のレシーブが浅くなった所を髙橋がネット前に詰めて押し込み21-17で髙橋/松友が決勝に名乗りをあげた。
 髙橋は「長い試合で勝ち切れたのは経験の差だと思います。今大会は自分たちのプレーをすると心掛けている。オリンピック前の調子にはまだ戻っていないので、スーパーシリーズファイナルに照準を合わせてタイトルを取ることが目標です。」とコメントすれば、松友は「自分たちのプレーに徹しました。」と目標に向かってペースが上がってきているようだ。

米元小春/田中志穂(北都銀行) 21-17/21-12 福万尚子/與猶くるみ(再春館製薬所)

米元/田中は米元が前での早いタッチと田中の後ろからのスマッシュのコンビネーションが持ち味。対する福万/與猶は福万が前衛でポイントをしっかり作り與猶が強打を打ち込む。
 第1ゲーム前半ペースを掴んだのは福万/與猶。昨日の準々決勝で完璧なまでに相手を押さえ込んだ米元/田中にミスが続いてしまう。サービス周りでのミスも2本出て福万/與猶が7-3とリードする。しかし「ベスト4は最低ライン」という米元/田中は修正して丁寧なラリーとレシーブにも安定感が増し中盤以降猛追を見せる。米元は「田中のシングル的な柔らかな球や、コートを広く使ったラリーを交えてスピードに緩急がつけられている。」と話すように、與猶の強烈な連続スマッシュを凌ぐと田中が一瞬のチャンスにプッシュを決めて17-16とついに逆転する。長いラリー戦になっても気力が上回る米元/田中が粘り強く、またじっとチャンスを待ち終盤の大事な局面を乗り切る。田中のスマッシュに米元がきっちりプッシュを決めて20-17とゲームポイントを掴むと、最後は米元がネット前を沈めて21-17で奪う。

 第2ゲームに入ると気持ちが引いてしまったのか福万/與猶は押し込まれる苦しい展開を強いられる。完全にペースを掴んだ米元/田中は、田中のコースを打ち分ける技ありのドロップや米元の積極性が得点にからみ17-6と大きくリードする。しかし終盤米元/田中にミスが続いて4連続ポイントを失うが、主導権はがっちり握ったままで、最後は與猶のスマッシュがネットにかかり21-12で米元/田中が勝利し初めて決勝戦に駒を進めた。
 田中は「米元先輩が前で動いてやってくれるので自分もそれに負けないように速い展開に持っていけるようにした。決勝の舞台に立つことが今回の目標だったので、あとは優勝を目指して2人で頑張っていきたい。」とコメントすれば米元は「スピードとショットでお互い助け合いながらプレー出来れば良い。楽しく思い切って向かっていくだけ。」と初優勝に向けて闘志を燃やしていた。






混合ダブルス

権藤公平(トナミ運輸)/廣田彩花(再春館製薬所) 21-17/21-12 垰畑亮太/篠谷菜留(日本ユニシス)

 昨日、第1シードの数野/栗原(日本ユニシス)をストレートで破った権藤/廣田が準決勝に登場し、この種目でも実績のある垰畑/篠谷と対戦した。
 昨日の勢いそのままに第1ゲーム序盤から権藤/廣田が主導権を握って試合を進めていく。前衛に長ける廣田がしっかりと前で球を抑え込み、上がってきた球を権藤が沈めて13-10とリードを奪う。ここからミスを誘発され、垰畑/篠谷が4連続得点と一時逆転するが、「今日はお互いサーブがよくなかった。」と口を揃えたように、ここで篠谷が痛恨のサーブミスをしてしまう。波に乗り切れない相手を尻目に権藤/廣田は強打を浴びせて一気にゲームを進め、21-17で先取する。

 第2ゲームに入ると益々権藤/廣田優位に進んでいく。「廣田が難しい球を取ってくれていたので、自分は打つことに専念できた。」と権藤が言う通り、自慢の強打で次々に点を上げていく。「相手の速いタッチにやられてディフェンススタイルに入ってしまった。(垰畑)」「相手の強打に引いてプレーしてしまった。(篠谷)」と言うように、垰畑/篠谷は後手に回るラリーとなってしまい、相手のアタックを止められない。権藤はスマッシュだけでなく強いリターンでも相手を抜き去るなど、あらゆるショットでポイントをあげ、結局21-12で権藤/廣田が圧倒して初の決勝戦進出を掴んだ。

嘉村健士(トナミ運輸)/米元小春(北都銀行) 22-20/21-18 伊東克範(金沢学院クラブ)/浦谷夏未(北都銀行)

 お互い先に男女ダブルスの本職種目も決勝進出を決めていた嘉村/米元が4年ぶりの頂点を目指して準決勝を戦った。対する伊東/浦谷は準々決勝を納得の試合運びで勝利しており、勢いは五分と予想された。
 第1ゲーム、混戦模様を呈する幕開けであった。伊東/浦谷はショットに力のある浦谷が積極的に強打を放って、相手を有効的に崩し、伊東のショットに繋げて点をあげれば、嘉村/米元は嘉村の爆発的なスマッシュ・ドライブでポイントをもぎ取っていき、シーソーゲームとなる。嘉村/米元がリードし、伊東/浦谷が追いつくという展開のまま20-20と延長ゲームになると、それまで堅実なプレーに徹していた米元がスマッシュを決めてゲームポイント、最後は浦谷の2本目がアウトになって嘉村/米元が22-20でゲームを奪う。



 第2ゲームもお互い持ち味を発揮しながら、嘉村/米元がリードしては伊東/浦谷が追い上げる展開が続く。それでも一度も相手にリードを許さなかった嘉村/米元は、オープンスペースへの配球も冴えを見せ、優位に進めていき、21-18として3年ぶりの決勝進出を決めた。2ゲーム通して最大得点差は4点と、息の詰まるような試合運びであったが、経験と地力に勝る嘉村/米元が一枚上手であった。
 共に本日2試合目の準決勝を終えた嘉村/米元は「疲れはかなりありますが、自分たちのプレーをして2-0で勝てたことは明日につながると思う。明日の決勝、楽しみながらしっかり勝てるように頑張りたい。」と穏やかな表情で語ってくれた。