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第70回 全日本総合選手権大会

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12月4日(日)決勝

男子シングルス

西本拳太 (中央大学)  16-21/22-20/21-8 坂井一将(日本ユニシス)

 男子決勝戦は両者とも初の日本一のタイトルを懸け、対戦した。 第1ゲーム、ネット前の駆け引きから始まり、お互い強烈なスマッシュを叩き込む白熱した展開となる。中盤まで一進一退の攻防が続き、坂井が11-9とリードしてインターバルへ。しかし、この膠着状態は続かず、坂井は西本の配球を予測し相手の繋ぎ球をドライブやプッシュで的確に沈め、点差を広げていく。一方、追い付きたい西本だったが、シャトルのコントロールに苦しみバックアウトを連発。これを好機に坂井はサービスレシーブからドライブを多用し一気に前に詰め、西本に攻撃のチャンスすら与えない。このゲームは21-16で坂井が取った。
第2ゲーム、坂井の攻撃が容赦なく続く。坂井はスマッシュを相手のボディとサイドに打ち分け、西本にレシーブの的を絞らせない。対する西本は応援を背に、体勢を崩しながらも懸命にラリーを繋いでいく。大きな点差はつかないまま、11-8、坂井リードでインターバルを迎える。その後も坂井の強打に西本がギリギリで食らいつく形が続く。西本は攻められながらも、スマッシュの返球をショートとロングに織り交ぜ、更に相手のヘアピンをプッシュで沈め、坂井の攻撃のリズムを徐々に崩し始める。そしてこのゲーム終盤、西本は18-18とついに同点に追いつく。流れは西本に傾き始め、意表を突くロングサーブを使用し西本は22-20で第2ゲームを奪取した。
運命のファイナルゲーム、完全に勢いに乗った西本は声を出し闘志を前面に押し出しスマッシュを叩き込んでいく。坂井も負けじとネット前から仕掛けるが、西本の正確なヘアピンの前になす術なく、点数を献上してしまう。また坂井は試合終盤にバックアウト、サイドアウトを繰り返し16-5と大きな点差がついてしまった。このまま、このゲーム21-8で西本が取り、2000年の舛田圭太氏以来16年ぶりに学生の総合チャンピオンが誕生した。

試合後、西本は「一年間、この大会に懸けてきたので、優勝することができ本当に嬉しい。」と喜びを表した。また「第2ゲームは開き直り相手の強打を拾い続けたことが突破口になった。相手のスマッシュが内側に集まってきたことに助けられた。ファイナルゲームは、相手は逆転されて後ろ向きな心境だと判断し、強引にでも最初から攻め立てていこうと考えた。相手の状況を意識して戦略的に試合を出来たことに成長を感じた。」と振り返った。
最後に「来年はスーパーシリーズなど世界の大会で優勝したい。」と抱負を述べた。
一方敗れた坂井は「第2ゲーム、自分のエースショットを泥臭く拾われてしまい、プレッシャーになった。ファイナルゲームは、ある程度ラリーをしてから攻撃していこうと考えたが、相手のスマッシュ&ネットにやられてしまった。今回の負けをバネに来年また出直して優勝したい。」と心情を吐露した。












女子シングルス
佐藤冴香(ヨネックス) 21-18/21-17 山口 茜(再春館製薬所)

 共にスピードとアタック力で勝負する攻撃型が持ち味。いかに先に自分のリズムで戦うのか注目された。
第1ゲーム佐藤はいきなり山口のロングサーブに対してスマッシュを打ち込んで得点を奪う。これに対してやや動きの硬かった山口は、スマッシュのクロスリターンエースや技ありのドロップショットで挽回を図る。しかし山口はシャトルコントロールに苦しみ中盤4連続失点し、佐藤が9-3と優位に試合を進める。佐藤は「山口選手は後ろからのショットが多彩なので高めのロブを上げて自分が先手を取るよう心掛けた。」と振り返るように集中力を切らすことなく丁寧なラリーからチャンスを待ち、強烈なスマッシュを打ち込んで一度もリードを許すことなく20-17でゲームポイントを掴む。最後は山口のスマッシュレシーブがサイドアウトとなり21-18で佐藤が奪う。
佐藤は「急がずにしっかり上げて自分が準備をして良い体勢の時にスマッシュを打てば良いという考えで、落ち着いてプレーできた。」と話すように、第2ゲームに入っても序盤からリードを奪い11-7としてインターバルを迎える。今日の佐藤はナイスショットを決められても二度目はしっかり対応して山口に隙を与えない。山口もスピードを上げて激しいラリーを展開するが、決め手に上回る佐藤に軍配があがる。「体力的にきつい所もあったので2-0で勝ちにいこうという気持ちが大きかった。」の言葉通り17-17と一度は追いつかれる苦しい展開にも、攻め急がずクリアやカットを織り交ぜながらスマッシュを放つ本来の攻撃スタイルで突き離し、20-17とチャンピオンシップポイントを掴む。最後は山口のクリアがサイドアウトとなり、佐藤が8回目の出場で悲願の初優勝。その瞬間に佐藤は膝を着いて歓喜の涙を流した。

佐藤は「ケガをしてからの4年間は本当に長くて辛かった。リオに行けなくて引退を考えた時もあったが、リオが始まって奥原選手と山口選手の試合を見てどこか悔しい思いがあった。まだ自分はバドミントンをやりたいという思いに気づかされた。今大会は優勝を狙っての優勝なので本当に嬉しいです。優勝が決まった瞬間頭が真っ白になって自然と涙が出た。」と様々な出来事が脳裏をかすめ素直に喜びを表現した。今後の目標について聞かれると「今の世界ランキングでは奥原選手、山口選手に次いで3番手なので自分が1番手になれるよう、これからもっとシード選手に勝てるように頑張っていきたい。また東京に向けても頑張りたい。」と意気込んでいた。
一方2年ぶりの優勝にあと一歩届かなかった山口は「社会人になって相手に向かってこられることも多くなってきたと感じるようになった。今大会は1回戦から緊張していた。しかし精神的に戦うのは辛かったけど決勝まで進めたことに関しては良かったと思っている。今日の試合は精一杯やったつもりだが、相手が強くていつもなら決まるショットも取られ、1枚も2枚も上手だった。また一から頑張っていきたい。」と淡々と話した。






男子ダブルス

園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸) 21-11/13-21/23-21 遠藤大由/渡辺勇大(日本ユニシス)

 今年の全日本社会人と同じ決勝カードとなった。全日本社会人では遠藤/渡辺がストレートで優勝を決めており、園田/嘉村にとっては雪辱を果たす絶好の舞台となった。また、香港オープンでスーパーシリーズ初優勝の園田/嘉村とリオオリンピック出場の遠藤と次世代のエース候補の渡辺と日本一を決めるにふさわしい対戦となった。
 第1ゲーム、一つ一つのショットが高いレベルで緊張感漂う出だしになる。低い展開が得意の園田/嘉村はドライブを中心としたノーロブでラリーを展開し、そこから攻めたてる。一方の遠藤/渡辺はレシーブから遠藤が後衛、渡辺が前衛の攻撃のパターンを作ろうとするが、トップスピードの園田/嘉村の素早いタッチで左右に振られ、思い通りのプレーができない。園田が後衛からのスマッシュ、嘉村が前衛で決める理想的な展開で21-11と奪う。
 第2ゲームに入ると一転、遠藤/渡辺がスマッシュを大きく左右にレシーブする展開で園田/嘉村のドライブ連打から前につめて畳みかけるようなプレーをさせず、相手のミスを誘う。リズムに乗りきれない園田/嘉村はミスが目立ち、このゲームは21-13で遠藤/渡辺が奪い返す。
 ファイナルゲームは、お互いがよいところを出し合い、一点を争うシーソーゲームになる。試合が動いたのは、13-11と園田/嘉村リードの場面。これまでスピードをあげて攻めてきただけに疲れが出てきたのか、園田のスマッシュがネットにかかるなど4連続失点で13-15と逆転を許してしまう。勢いに乗った渡辺に前衛の絶妙な飛び出しで決められるなどして、19-20と先にマッチポイントを握られてしまう。しかし、自信を持って打てたという嘉村が気迫のストレートスマッシュをサイドライン際ギリギリに決めて20-20とする。園田のスマッシュ、渡辺のドライブのミスでマッチポイントとなり、最後は嘉村がプッシュで決めて23-21と81分の熱戦を制した園田/嘉村が大会二連覇を達成した。

試合後、園田が「この一戦を勝ち切れてうれしい。スーパーシリーズファイナルズ(SSF)でも優勝したい。」、嘉村は「優勝するのと準優勝とでは全然違う。SSFの開催されるドバイにいい気持ちで入れる。」と語った。 一方の敗れた渡辺は「緊張してしまった。良い緊張と悪い緊張があり、今までは悪い緊張はしたことがなかったが、今回は緊張を初めてした。これからは気持ち、体の準備をして、良い緊張感を持ちたい。」と課題を話せば、遠藤は「決勝に進めたことは自分たちの自信になった。でも100%の自信ではない。」と手応えを感じつつも、さらなる進化に向けて気持ちを新たにした。












女子ダブルス

髙橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス) 16-21/21-19/21-14 米元小春/田中志穂(北都銀行)

 2016年の全日本総合選手権決勝は、名実ともに世界ランキング1位のオリンピック金メダリスト髙橋/松友と、直近のスーパーシリーズ中国オープンでベスト8入りするなど頭角を現し、更なる飛躍を目指す米元/田中の、世界レベルのペアによる顔合わせとなった。
第1ゲーム、まず攻撃のペースを掴んだのは米元/田中だった。田中のスマッシュを軸にトップアンドバックの形を多く作り、ショットを沈めていく。また、少しでも緩い球となれば米元が果敢にネット前に飛び出し、上から叩いて決めていき、9-3とリードを奪う。対する髙橋/松友はシャトルコントロールに苦しみ、流れを掴むことができない。米元が高めを狙って放ったスマッシュを松友が弾き、このゲームは米元/田中が21-16として奪った。
第2ゲームも序盤は髙橋/松友が精彩を欠く場面が見られたが、徐々に実力を発揮する。5-7の場面から、髙橋/松友はうまく相手を揺さぶってスマッシュを決めるなど集中したプレーで連続得点をあげ、9-7と逆転する。ここから、田中がラケットを立てた鋭いリターンも連発したこともあり、目まぐるしく攻守が入れ替わる展開が続き、それぞれのリターンショットに大きな拍手が沸き上がる場面も増える。終盤には徹底的に松友が下げられ、クリアの打ち合いとなるなど、それぞれの思惑が交錯した緊迫のラリーが続く。それでも一度奪ったリードを死守した髙橋/松友が21-19としてゲームを奪い返した。

迎えたファイナルゲーム、お互いよく動いての攻防が続く序盤であったが、4-4の場面で田中がハーフから打ったスマッシュが長くアウトになると、髙橋/松友は低い展開で細かく動かしては、センターへのドロップショットを上手く使い相手ペアの間隔を狭めさせ、スマッシュをそのセンターに決めるなど、配球に冴えを見せる。この流れについて松友は「第2ゲーム後半にクリアで自分が奥に押し込まれても、相手をしっかり大きく動かしたことが、ここで相手を寄せるのに効いてきたと思う。」と語る。この布石が功を奏し、髙橋/松友は次々にアタックを沈めて11-6とリードを奪う。インターバル明け、流れを引き寄せたい米元/田中は執念のラリーで相手のスマッシュ、プッシュを次々にリターンして凌ぐが、田中がリアサイドからのつなぎ球をミスしてしまい、最初の1点を髙橋/松友が奪う。ここから髙橋のスマッシュが次々と決まり、更にリードが広がっていく。攻めの髙橋/松友はやはり強かった。「いつもの縦の形だけでなく、横の形でも連続攻撃をするいいプレーができた。」と髙橋が振り返るほど、多彩なアタックで攻めたてる。それまで強打に対しても引くことのなかった米元/田中であったが、強打への対応が追い付かなくなり、最後も髙橋のスマッシュから松友が前でプッシュを沈め21-14。髙橋/松友が5度目の頂点に立った。
 多く詰めかけた観客の前でチャンピオンの雄姿を見せてくれた髙橋/松友。決勝戦の試合について、松友は「自分たちのタイミングで攻めたり、プレーできればベストといつも話をしていて、ファイナルゲームはそれができました。」と話してくれた。髙橋は「この先のスーパーシリーズファイナルズを見据えて戦った全日本総合、強い選手はどんな状況でもしっかり勝ちきる、ということができてよかった。」と大会を総括してくれた。また、もっと強くなるために、2人で新たな課題を持って今大会に臨んだという2人であるが、その点について髙橋は「要所でやりたいことができた部分もありますが、まだ上手くいかない部分もある。海外の選手とでは難しい点も多いと思うし、すぐにできるようにはならないので、しっかり練習して身につけていきたい。やはり練習は必要だと思いました。」と語った。向上心を持ち続け、ますます進化を遂げるタカマツペアからは今後も目が離せない。






嘉村健士/米元小春(北都銀行) 21-16/21-15 権藤公平(トナミ運輸)/廣田彩花(再春館製薬所)

 数野/栗原や渡辺/東野(共に日本ユニシス)といった有力ペアが次々に敗退してしまった混合ダブルスの決勝は4年ぶりの優勝を目指す嘉村/米元と、格上食いを続けてきた権藤/廣田の対戦となった。「混合を組むのは1年ぶり」とはいえ実力は嘉村/米元の方が上であるが、2人とも男女ダブルスの決勝を戦った後であり、スタミナ・フィジカルの面で権藤/廣田がいかに上回れるかがカギとなった。
 そのような戦前予想の中、第1ゲーム、「全日本総合という特別な大会の決勝戦なので、だいぶ緊張しました。」という権藤が立ち上がりで遅れをとってしまい、ミスを重ねてしまう。嘉村/米元は米元の前衛が光り、球を次々に球を沈めて9-3と大量リードを奪う。徐々に硬さの消えてきた権藤は、クロススマッシュを沈めることで調子を取り戻すと、権藤/廣田はしっかり攻めきる場面を増やして9-13と追い上げる。それでも冷静だった嘉村/米元が、嘉村の強力なスマッシュ、カウンターのドライブを軸に点数を重ね、21-16とゲームを奪取する。
 第2ゲーム、序盤は嘉村/米元がネット周りで優位に立って得点をあげ、9-6とリードを奪うが、ここから権藤/廣田は粘りのレシーブでラリーを立て直し、10-10と同点にする。それでも打ち切れるのが男子ダブルスをも制した嘉村。嘉村の強打でここから4連続得点をあげると、米元も相手のドライブをネット前で止めるなど、難しい球にも引かずに対応し、得点を積み重ねていく。最後は米元のスマッシュから返ってきたドライブを嘉村が前衛で沈め21-15。嘉村/米元が地力の差を見せつけて4年ぶり2度目の優勝に輝いた。

 試合後の記者会見で、今大会を男子ダブルスとの2冠で終えた嘉村は「今大会はフィジカルの面でとても鍛えられた。男子ダブルスのスーパーシリーズファイナルに向けて、いい形で総合を終えられてよかった。」と心身の充実ぶりを語ってくれた。米元も「嘉村選手に負担をかけてしまったが、1年ぶりで手探りの状況からこうして優勝できてよかった。」と安堵の表情を見せた。
 今大会ダークホースとしてかち上がり、悔しい準優勝となった権藤/廣田は「総合の決勝戦という舞台を戦えたことは収穫になった。今日は自分たちのプレーをさせてもらえなかったが、大会としては合格点。今後、優勝ペアに少しでも追いつきたいと思います。」と前向きに語っており、今後の更なる飛躍が期待できそうだ。