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平成29年度 第71回 全日本総合選手権大会

大会概要ページ

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11月30日(木)2回戦

男子シングルス2回戦
アジアジュニア銅の奈良岡功大は五十嵐優にストレート負け

五十嵐 優(中央大学) 21-11 / 22-20 奈良岡 功大(浪岡高校)/試合時間46分

この夏、高校1年生にして世界への登竜門・世界ジュニアで銅メダルを獲得した奈良岡が2回戦に出場。五十嵐にストレートで敗れ、2012年の桃田賢斗以来の高校生による男子シングルス8強進出は実現しなかった。

ミックスゾーン(取材エリア)に現れた奈良岡は、無念さを前面に出し「くやしいです」と言葉を絞り出した。五十嵐が持ち前のスピードを生かしたラリーを構築したのに対し、奈良岡は「自分のペースでできなかったし、コート感覚がわかっていなかった」と反省ばかりが口に出た。

その奈良岡がもっとも悔やむのは第1ゲームだ。「もっとラリーして、状況を読めばよかった」と奈良岡は、相手の速いテンポに付き合い、得意なネットまわりでミスを頻発。わずか11本で先制を許した。

続く2ゲームは風の影響が少なくロブが安定し、わずかながらリードして試合を進めた。ところがプッシュのネットミスなどが重なり、徐々に五十嵐ペースに。それでも17-18からネットに絡めるヘアピンなど奈良岡らしいプレーを繰り出し20-19とゲームポイントを握った。だが奮闘はここまで。クロススマッシュやアタックロブを駆使した五十嵐が3連続得点し、準々決勝進出を決めた。

試合後、終始うつむき加減の奈良岡だったが、シニアの選手にも負ける気がなかったからこその口惜しさだといえる。将来が頼もしい高校1年生はこんな言葉も口にしている。

「たしかに(大人には)パワーやスピードはあるけど、ほかの要素もあるし勝てる方法はあると思っている」

もし来年、高校2年生で準々決勝進出を果たせば、2006年以来の快挙だ。決勝へ進めば1995年の舛田圭太以来、もちろん優勝なら最年少記録だ。

五十嵐優コメント
「奈良岡選手は年下ですが、力的には同じつもりでゲームに入りました。厳しいゲームになると思っていたので、自分のプレーをすることに集中。明日は自分のスタイルである攻め続けるプレーで戦います」



世代トップを争うライバル対決から日本のトップ争いへ、強い気持ちで持ち味を発揮した常山が4度目の8強入り

常山 幹太(トナミ運輸) 21-17 / 21-15 古賀 穂(早稲田大学)/試合時間52分

3-4年前、高校生として凌ぎを削った常山幹大と古賀穂の2人が総合の舞台で顔を合わせた。高校2-3年次の高校ビッグタイトル争いの全ての決勝戦で対戦した2人が再戦する。全日本ジュニアと全国高校選抜の決勝では常山が、インターハイでは古賀が制して優勝を飾っている。高校卒業後、常山は実業団の強豪・トナミ運輸で、古賀は大学の名門・早稲田大学で己を高めてきた。そんな対照的な2人のライバル対決だけに大きな注目が集まる一戦となった。

第1ゲーム、スピード感溢れるラリーで互いに好打を打ち合い、白熱した試合が展開される。常山が持ち前の馬力でコートを駆けては強打に繋げリードを奪っては、古賀も優れたコート内持久力を駆使して粘り強く繋ぎ、好機には的確なコースにショットを押し込んで追いつく展開で、両者がストロングポイントを発揮してゲームを進めていく。ほとんど差のない高ラリーの連続だったが、先行した常山がそのリードの強みを生かし、大胆に攻めきる。最後はスマッシュを沈め21-17としてゲームを先取した。

第2ゲーム、一進一退の攻防でシーソーゲームが展開されるが、要所では常山のスマッシュが光る。7-9、11-11、17-14といった、何としてでも次の1点を取りたいという場面ではことごとく決め球のスマッシュがサイドラインに決まっていき、常山は大事な終盤でリードを強固なものにしていく。最後は古賀にミスが出た。スマッシュをネットにかけ、クリアがバックバウンダリーを越えるという、よもやの2ラリー連続のエラーで試合は決した。攻めのラリーに長けた常山が21-15でライバル対決に勝利し、準々決勝行きを決めた。

ライバルを退けた常山は試合後「同い年のプレーヤーで同じラリータイプの相手なので。絶対にまけたくなかった。始めは硬くなってしまったが、ラリーをして強打を打つべきところで打つことを心がけた。最後は相手のミスから勝つことができた。」と並々ならぬ思いで制したこの対戦を振り返った。また、「自分のラリープレーをしっかり出して明日の試合も絶対に勝ちたい。」と次戦への強い意気込みを語ってくれた。






女子シングルス2回戦
髙橋沙也加にファイナル勝ち 峰が3年ぶりに準々決勝へ

峰 歩美(再春館製薬所) 21-19 / 21-16 髙橋 沙也加(日本ユニシス)/試合時間49分

実力者といわれながら全日本総合で結果を思うように残せない。そんな峰の長い苦境をチームメイトは分かっていたのだろう。日本B代表の髙橋沙也加をファイナルで下し、2014年以来の8強入りを決めると、チームメイトは観客席から大きな拍手で祝福した。

「昨日、小野と今井(再春館製薬所)が福万/與猶(ヨネックス)にいい試合をして盛り上がって、私も応援してもらいたいなと思っていました」と話す峰。

同級生の髙橋には苦手意識があったという。高校時代、一度だけ髙橋に勝ったことがあるが、社会人になってから勝ったことがない。「団体戦の最後で当たって私が負けてチームが負ける、そんなイメージです。」

だから勝つのは簡単ではないと思っていた。髙橋は170センチの長身で、サウスポーから繰り出すオーバーショットに切れ味がある。一方、峰は151センチと小柄でラリーを切れる一発がない。だからプレースタイルはとにかく耐え抜くラリー型だ。「今回も球をしっかりコントロールしてミスをしない、それしかないと思っていました」(峰)。

今回、そんな峰の決意がぴたりとはまった。1ゲーム終盤、17-19とリードされるが峰がラリーを耐えると、髙橋がミスを重ね4連続得点で1ゲームを先制した。
2ゲームは11-2とリードしながら、髙橋のショットが決まりだし、16-9、19-13と徐々に詰め寄られ、とうとう19-16と3点差に。

しかし、ここで「とにかくミスしない」という決意は変わらなかった。逆に髙橋はこの正念場で攻め急ぎのミスを2連発。最後はシャトルがラインを割って、峰が勝利を飾った。

「私は先を見すぎると勝てない。去年も1回戦負けでした。今回はとにかく1回戦を勝ちたくて、あとはなるようになれ、と思って戦いました。」

準々決勝の相手は聖ウルスラ学院英智高校の鈴木ゆうき。インターハイで準優勝した選手だ。もし全日本社会人で優勝したときの力を出せれば、峰にとって初の準決勝進出が近づく。



進化の時は今、川上が同学年対決を制し、焦点を次戦にロックオン

川上 紗恵奈(北都銀行) 21-13、21-16 齋藤 栞(ACT SAIKYO)/試合時間43分

もうすぐ20歳の同学年、川上紗恵奈と齋藤栞が対峙した。川上は一昨年昨年と2年連続8強、いずれも準々決勝で山口茜に屈しており、今年も山口と当たる準決勝までは絶対に負けたくない試合が続く。対する齋藤は一昨年が16強、昨年が8強と来ている分、今年も更なる勝ち上がりを虎視眈々と狙っての一戦となった。

第1ゲーム、スピードと豊富な運動量を武器に川上がポイントを奪取する。コートの広く使い、また高低のショットも巧みに打ち分けて相手を翻弄しては、素早いシャトルへのアプローチから鋭いスマッシュ、球足の短いリバースカットを次々に沈めて11-5とリードを奪う。齋藤も長身を活かした角度あるショット、タメをつくった相手の脚を止めるショットで徐々に得点を冷たいところであったが、川上の集中力が勝った。素早い縦の動きで追撃を許さず、最後はディフェンスから飛び出してプッシュを決め、川上が21-13と快調にゲームを奪った。

第2ゲーム、最初のプレーから齋藤はラリーのスピードを上げ、相手の逆を突くリターンで、先制点をもぎ取る。齋藤は自分から攻めるラリーの割合が増え、甘い球は得意の強打で決めるなど互角の展開でゲームが進んでいく。14-14の場面、白熱した攻防の長いラリーを川上が制すると、疲れの見える齋藤と対照的に川上は更にラリー強度を強めてシャトルを押し込んでいく。終盤、再度繰り広げられたタフなラリーをまたしても川上が奪い19点目をあげると、斎藤はシャトルコントロールを失い、最後はネット前でロブを上げることができずフォルト。21-16で川上がストレート勝ちを収め、3年連続準々決勝行きを決めた。

充実の試合を終えた川上であったが、試合後本人の口からは「点差はあっても1つ1つのラリーは簡単ではなかった。今日の試合は今日の試合、またしっかり切り替えて明日の準々決勝に向けたいい準備をしたい。」と歓喜に浸る間もなく自信を律する言葉が発せられた。その背景には練習過程からの佐々木監督との厚い信頼関係があり、「監督は考えを選手に伝えてくれるし、そこから得る新たな視点から得るものが大きいと感じている。以前の私は結果のことを考えすぎていたり、プレー中に悪い方向に表情に出てしまったりしたけれども、監督との話を経て、今はやるべきことをやるというスタンスで臨めている。」と。それでも今大会に懸ける想いは強く「A代表はずっと目標にしてやってきた。明日の準々決勝の壁を乗り越えて、次の景色を見たい。そのためにも自分は相手よりも動いて戦うだけです。」と力を込めて語ってくれた。






男子ダブルス2回戦
初優勝目指す井上&金子、高階&髙島を退け準々決勝へ

井上 拓斗/金子 祐樹(日本ユニシス) 21-11 / 22-20 高階 知也/髙島 雅彦(トリッキーパンダース/JR北海道)/試合時間30分

日本B代表ながら9月のダイハツ・ヨネックスジャパンオープンで準優勝を飾り、勢いのある井上/金子が前評判通り、準々決勝進出を飾った。

相手は現在でこそ北海道と大阪に拠点を置くが、同じ北海道出身の同級生ペア高階/高島。井上/金子に分があると思われたが、1ゲームは11本で先制するも2ゲームは延長ゲームで22-20まで競り合った。

この理由を井上は「1ゲームのあと、自分たちの甘さでスピードを緩めてしまった。相手がドライブ戦を好きだとわかっていたのにつきあってしまい、どうしたらよいかわからなくなってしまった」と振り返る。

金子は「相手は試合を楽しもうとしているなか、自分たちには日本代表を求め、結果を残したいという思いがあり、プレッシャーがあった」と明かしている。

それでも20-17とゲームポイントをとられた場面、一度もミスせず5連続得点でファイナルを避けたのは貫禄だといえる。

もちろん今回、狙っているのは優勝だ。昨年は3位だったがA代表に選ばれなかった。だが、この1年で世界ランキングは35位から10位(11月30日付け)まで上昇し、初優勝に向けての手ごたえを十分つけてきた。

「自分たちは落として前に入ってというような、他のペアの派手さはない。でも髙橋/松友のようなコンビネーションのよさはあると思う」と井上がいえば、「僕たちには相手のよさを消すのが得意という他のペアより得意なところがある」と金子がいう。

準々決勝は渡邊/権藤と対戦。いっそう厳しい戦いが待っているが、気持ちも体も引くつもりはない。



A代表・保木/小林が世界ジュニア優勝ペアに貫禄勝ち

保木 卓朗/小林 優吾(トナミ運輸) 23-21 / 21-18 金子 真大/久保田 友之佑(ふたば未来学園高校)/試合時間44分

これぞ男子ダブルス!というスピード感あふれるスリリングな展開だった。2回戦で当たるのには惜しい顔合わせは、世界ランキング19位の保木/小林と、数々の五輪のメダリストを生んできた世界ジュニア選手権優勝を果たした金子/久保田の対戦だ。

保木/小林が富岡高時代、金子/久保田は富岡第一中に所属し、両ペアは中高一貫の場で一緒に育った。プレースタイルも似ており、どちらも徹底的に上げない"ノーロブスタイル"。保木は「相手は世界ジュニアで優勝し、勢いがあるのを認識してコートに入った」といい、警戒通りの厳しい戦いになった。

1、2ゲームともどちらが連続得点しては、片方が同じように奪い返すというシーソーゲーム。1ゲームはその状況が終盤まで続き、保木/小林が20-17でゲームポイントを握っても金子/久保田は食らいつき、4連続ポイントで21-20と戦況を変えた。しかし、ここから保木/小林は高校生を上回る集中力を発揮し23-21で押し切った。

この場面を振り返り、保木は「強気でスピードを上げていきました」と話す。一方、「決めきれず攻め急いでしまった。ここで経験の差が出た」と悔しがったのは金子だ。

続く2ゲームも終盤、似た展開だった。保木/小林が序盤8-2まで走り、このまま抜けるかと思われたが、簡単には負けないという高校生の意地が見えた。金子が素早く前に入って、左腕の久保田の強打に繋げ、前半を10-11で折り返して先の見えない展開に。一進一退の攻防は保木/小林19-18まで続いた。

それでも最後に貫禄を見せたのは、保木/小林だ。先に20点に到達し、続く小林の豪快なスマッシュを高校生ペアはレシーブしきれなかった。

保木はいう。「自分たちもA代表として負けられないという思いがありました」。そして小林は、「相手は実力があると考え、ファイナルを覚悟してしっかり試合に挑んだ結果だと思います」。

一方、敗れた金子/久保田は、「僕たちは世界ジュニアではタイトルがとれたけど、シニアで結果は残していない。それはまだ足りないものがあるということ。力をつけて来年の総合で上に勝てる力をつけたい」と決意を語った。

2人は来春、保木/小林、そして園田/嘉村の所属するトナミ運輸への加入が内定している。世界で戦う仲間に囲まれ、来年はいっそう成長しそうだ。

金子/久保田コメント
金子「相手が格上で向かっていくだけなのでプレッシャーはなかった。自分達らしいプレーは出せたのかな、と。自分が前、久保田が後ろでのアタックの形は通用していたと思う。レシーブやハーフの球の処理など差があったのでこれから力をつけていきたいです」

久保田「第1ゲーム前半緊張していて、引かずに積極的にと思ったが、ミスをしてしまった。この1年はB代表に選んでもらい、海外の試合に出場する中で、自分たちの弱い部分が見えた。春からはトナミ運輸にお世話になるので、そこでしっかり鍛えたいです」






女子ダブルス2回戦
次代の主役候補対決、連続攻撃で勝った櫻本/髙畑がラリー戦を制して8強入り

櫻本 絢子/髙畑 祐紀子(ヨネックス) 21-18、21-19 川島 里羅/尾﨑 沙織(NTT東日本)/試合時間49分

高卒4年目の櫻本と3年目の高畑、同じく3年目の川島/尾崎という同世代ペアによる熱い戦いが行われた。

第1ゲーム、先行したのは川島/尾﨑。川島の強打を軸に攻め入り、序盤やや硬さの見える櫻本のミスを誘うなどし、リードを奪ってゲームを進める。対する櫻本/髙畑は10-14の場面でスマッシュの連打で得点を奪うと、攻撃の流れがよくなりポイントを連取、14-14と相手を捉える。細かいショットこそミスも出たが、ここからは流れを渡さぬ2人の波状攻撃が次々と相手を追い込み、櫻本/髙畑が21-18として逆転によるゲーム先取をした。

第2ゲーム、序盤の競り合いから抜け出したのはやはり櫻本/髙畑であった。リアコート深くからでも炸裂する櫻本のスマッシュ、ミドル、フロントコートから確実に仕留める髙畑と、噛み合ったアタックはとどまるところを知らない。川島/尾﨑もクロスへの切り替えしやアタックレシーブを駆使して崩しにかかるが、ラリーの決定機で決めきれずに返球され、尾崎前衛、川島後衛の本来の形を作らせてもらえない。終盤はレシーブからの組み立てでも優位に立った櫻本/髙畑が相手の追撃を振り切り、21-19として同年代対決を制した。



攻めに徹した永原&松本がミックスの巧者を撃破

永原 和可那/松本 麻佑(北都銀行) 21-17 / 13-21 / 21-13 栗原 文音/東野 有紗(日本ユニシス)/試合時間69分

昨年大会ベスト8の篠谷菜留/星千智に対して、全日本ジュニア優勝の高校2年生のフレッシュな齋藤夏/吉田瑠実が挑んだ。

2回戦のラストに組まれた対戦は、69分という長い試合になった。日本B代表の永原/松本は、栗原/東野という混合ダブルスでの実力者に手を焼き、ファイナルへ。しかし、169センチ&177センチの長身から打ち切って大型ダブルスの"猛打力"をアピールした。

「私たちの持ち味は"攻め"にある」

永原/松本はそんな自分たちのよさを再認識した一戦だった。栗原/東野という組み合わせで世界を転戦していないが、ともに混合ダブルスのスペシャリストで、普段から男子の強打を受け、どんな強打も軽々とネット際に低く返すことに長けている。

だから1ゲームは永原/松本が打ち切って先制したが、2ゲームは低くレシーブされ、永原/松本は攻めの糸口を失った。しかし、2ゲームを13本とあっさりととられたことで、永原は「気持ちがすっきりした」のだという。2ゲーム目は、気持ちが張りつめプレーが小さくなっていることに気づき、「3ゲームは私たちらしく攻めていこう」と開き直ることができたのだ。

その結果、ファイナルゲームは永原/松本の一方的な攻めを繰り出し13本で終幕。準々決勝行きの切符をつかんだ。

「去年はA代表になることが目標でしたが、今年は本当に優勝をねらっています」とは松本。今年からスーパーシリーズを経験し、世界で戦うことにワクワクすることだらけなのだという。もっと世界で戦いたい! というこの思いが、永原/松本が全日本総合優勝したいという目標も生んでいる。

準々決勝の相手は、福万/與猶(世界ランキング8位)。どちらが勝ってもおかしくない熱戦が繰り広げられそうだ。






混合ダブルス2回戦
混戦模様の混合ダブルス、金子/栗原組が学生王者を退け準々決勝へ

金子 祐樹/栗原 文音(日本ユニシス) 21-19、21-18 古賀 穂/中西 貴映(早稲田大学)/試合時間47分

ペアリング変更が激しい混合ダブルスならではであろうか、昨年ベスト4のペアが1組もエントリーしていないこの種目、覇権争いに注目が集まる中でリオオリンピック5位の栗原文音が今大会では新たに金子祐樹と組み登場。混合ダブルス大学生チャンピオンである古賀/中西との一戦に臨んだ。なお、コート上で栗原以外の3人が左利きという変わったマッチアップでもあった。

男子ダブルスで国際的にも頭角を現してきた金子、経験豊富な栗原のペアが優勢と思われる対戦であったが、シングルスの実力者である古賀、この大会3種目で出場の中西とフィジカルに優れる大学生ペアは序盤から伸び伸びとパフォーマンスを発揮し、接戦が展開される。 金子/栗原は栗原が素早い出足で相手ショットを鋭く切り替えし、金子がクロススマッシュを中心に沈めていくスタイルで得点を重ねれば。古賀/中西も球際の強さを発揮してラリーを繋ぎ、真正面から球を打ち下ろして決めていく。中間インターバル以降リードして進めた古賀/中西だったが、19-18の場面からは相手が繰り出す低く速い展開についていくことができず、得点を奪うことができない。勝負強さを見せた金子/栗原が21-18として先取する。

第2ゲームに入っても互いに譲らぬ攻防が続いたが、やはり要所を押さえたのは金子/栗原だった。10-10の場面からスピードを上げてテンポよく4連続得点でリードを奪うと、その後突き離すことこそできなかったがリードを保ち相手を追い詰めていく。最後は古賀がラリー3本目のレシーブショットをアウトにしてしまい勝負あり。21-19として金子/栗原がストレート勝ちを決めた。



兄妹ペアならではのコンビネーション、米元優樹/陽花が持ち味を発揮して勝利

米元 優樹(宇部興産)/米元 陽花(ACT SAIKYO) 21-13、20-22、21-14 渡邊 達哉(トナミ運輸)/小野 菜保(再春館製薬所)/試合時間52分

3年ぶりの上位進出を狙う兄妹ペアの米元優樹/米元陽花が、昨年度5位と地力のある渡邊達哉/小野菜保と対戦した。

第1ゲーム、まず波に乗ったのは米元/米元。派手さこそないものの抜群のコンビネーションと正確な配球で相手を翻弄し序盤に7連続得点を奪うなどリードを奪う。終始全く危なげのないゲーム運びで21-13として先取する。

変わって第2ゲームは互いに連続点を奪い合い拮抗した展開となる。シャトルコンタクトの強さが持ち味の渡邊/小野は地に足をつけたディフェンスからラリーを押し戻しては強力なアタックに転じて球を沈めて得点していく米元/米元もスピードを武器に応戦し延長ゲームとするが、強打に押し切られてしまう。アタックで優位に立った渡邊/小野が22-20としてこのゲームを奪い、五分に戻した。

勝負のファイナルゲーム、開始早々から米元/米元がスピードプレーで6連続得点とペースを掴んではその勢いのままにリードを広げ14-6とする。渡邊/小野もアタックレシーブや騙しのショットを効果的に織り交ぜ、ここから6連続得点を奪って追い上げをはかる。14-16と渡邊/小野にとっては逆転に向けて大事な場面、小野が放ったロングサービスを米元陽花がスマッシュ、祐樹が電光石火のチャージで厳しいリターンをプッシュで沈めると、最終版の流れは一気に米元兄妹へ。低い展開でのラリーを制し、最後は陽花がネット前で叩いて沈め21-14、米元/米元組が8強入りを決めた。

試合後、妹の陽花が「全体的には自分たちのプレーができた。始めは上手くいかなかったが、兄が後ろで頑張って打ってくれたので勝つことができた。」と試合を振り返れば、兄の優樹は「今年の全日本社会人では上手くいかず悔しい思いをしたので、この大会はしっかり自分たちのプレーを出し切って頑張りたい。強みのコンビネーションを活かして、明日も1本1本集中してプレーしたい。」と次戦に向けて力強く語ってくれた。