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ヨネックス大阪インターナショナルチャレンジバドミントン選手権大会2017

ヨネックス大阪インターナショナルチャレンジバドミントン選手権大会2017
3月29日(水)~4/2(日) 大阪府守口市

最終日 決勝 4月2日(日)

最終日、決勝戦を前に昨日に引き続きトークショーが開催されました。
本日のメンバーは潮田玲子さんと廣瀬栄理子さんです。
昨日と同じように子供たちとのバドミントンをひとしきり楽しんだ後、トークショーが行われました。ずっと実業団でチームメイトだったお二人です、気心の知れた温かいトークが繰り広げられました。
現在、1歳のお子様のママである潮田さん、その子育て秘話も。
「もうラケットを持つんですけど、ちゃんと見ていないと危ない、危ない。振り回すんでどこにぶつかるかヒヤヒヤなんです」(笑)
廣瀬さんはこの春からナショナルBチームのコーチに就任。
「毎日が勉強です。選手の気持ちになってアドバイスをしたい。負けると自分のことのように悔しい気持ちになります」(笑)
最後は恒例のじゃんけん大会。会場一体となって"ジャンケンポン"。勝ち残った方々にはヨネックス提供のグッズがプレゼントされました。

さて、決勝戦のレポートです。(試合の順番どおりではありません)

女子シングル
髙橋 沙也加(日本ユニシス) 21-16、21-18 イ・ジャンミ(KOR)

2015年10月、失意の右ひざ前十字靭帯部分断裂からのカムバックロードを歩む髙橋選手。ここ大阪の地で3度目の優勝を飾りました。
前日の準決勝で第1シードの大堀彩選手(トナミ運輸)を破っているイ選手に対し、髙橋選手は、その実力に警戒しながらも、自身のスタイルである攻めの姿勢を序盤から押し出していきます。唯一の懸念は強きだけでは貫けない状況に陥った時の対処です。その課題は髙橋選手自身も十分理解しています。
「相手は昨日勝って、勢いがあると感じていました。苦しい場面もあったのですが、今日はしっかりガマンできたと思います」
具体的には第1ゲーム中盤。11-8のインタバル明けで5連続失点で逆転された場面でしょうか?自身のミスで失点し、表情にも一瞬苛立ちが浮かびました。しかし、そこを切り換え、深いクリアとネット前へのショットを織り交ぜ得点すると、危機を脱しました。
おそらくどんな選手にもゲーム中にペースが崩れる時があるのでしょう。その時、どれほどマイナス要素を少なく立ち直るかが勝負の行方を左右しそうです。
「高橋選手の課題については話し合っています。彼女自身にも自覚があって、だいぶ良くなっていると思います」(廣瀬栄理子コーチ)
この日の髙橋選手はサービスにも工夫が見られました。
「イ選手は高い打点からのリバースショットが上手いという廣瀬コーチからのアドバイスもあって、ロングサーブは止めてショートサーブを多用しました。終盤は逆にロングを使って揺さぶってもみました」
今大会で積み重ねてきた勝利によって、徐々に自信を取り戻しつつある髙橋選手。完全復活を表明するのも、もう間もなくでしょう。

男子シングルス
五十嵐 優(中央大4年) 25-23、21-14 シュエ・シャンイ(TPE)

第1ゲームの大接戦が全てだったように思います。
昨日の観戦記に"シュエ選手はスロースターター"と書きましたが、決勝戦では立ち上がりから攻勢に出ました。五十嵐選手の方には緊張感もあったのでしょうが、2-6と先行を許します。
五十嵐選手は"自分の持ち味は粘りです"と語っていますが、決勝戦においても、堂々とその持ち味を発揮しました。第1ゲームで6-10、13-16と二度、引き離されかけました。それでも五十嵐選手は冷静に自身のスタイルを貫いて追いすがります。
例えば、ラリー中、決して急いでポイントを奪いにいかない。強引なショットはほぼ皆無です。ミスはもちろんゼロではないですが、球はコート奥深くに打ち込まれ、配球は理詰めでチャンスが来るまで焦らず粘る結果、決定的なチャンスが訪れます。そのプレイスタイルは派手ではないけれど、得点した瞬間に感心すらさせられます。
先にゲームポイントをつかみますが20-20に並ばれます。ここから4度、25-23でようやくゲームを奪いました。
シュエ選手は一度もゲームポイントをつかんでいません。つまり肝心なところでは五十嵐選手がしっかりゲームを支配していました。
第2ゲーム前、五十嵐選手の息はかなり上がっているように見えました。一方、大柄なシュエ選手は、まだ十分なスタミナが残っているように見えたのです。
「疲れてはいましたが、相手は大柄な分、消費するエネルギーも多い。なので、自分の方がまだ動けると考えていました」
第2ゲーム。シュエ選手が破たんしたのはメンタルだったのでしょうか? フィジカルだったのでしょうか? 6オールまで競って、五十嵐選手が抜け出します。10-6。
このアドバンテージを維持しつつ攻勢に出た五十嵐選手。シュエ選手にはミスが目立ち始め、足が止まりました。
最後は14本。五十嵐選手のウィニングショットは、ラリーの最中、コートにポッカリと空いたスペースに打ち込まれた緩やかなスマッシュでした。
2-0で決まった試合でしたが、要した時間は51分。第1ゲームの大接戦があってこその試合時間でした。
表彰式を終えた後、取材に対応してくれた五十嵐選手。まだ汗は吹き出ていましたが、その表情は歓喜というより安堵を思わせるものでした。
「ただひとりのナショナルA代表メンバーの参加ということで、優勝するという強い気持ちがありました。その目標を達成できたことが嬉しいです。コートを埋める能力は自分の方が高いと思っていたので、1球でも多くラリーで粘ってやろうという気持ちでいました。東京オリンピックまでは3年しかないです。出たいとは思っていますが、まだ見えてはいないです。でもできる限りのことはしていきたい」
勝利の直後、コート上で受けたインタビューの最後の言葉が印象的でした。
「皆さんの応援が力になりました。ありがとうございました」
この爽やかな好青年が日本の次代のバドミントン界を担ってくれるはずです。

女子ダブルス
櫻本 絢子&髙畑 祐紀子(ヨネックス) 21-16、17-21、19-21
                         キム・ソヨン&ユ・ヘォン(KOR)

試合時間は1時間27分。壮絶な打ち合いを制したのは、実績と経験で上回る韓国ペアでした。後一歩のところまで追い詰めた櫻本&髙畑ペア。
スーパーシリーズ出場経験もあるキム選手とユ選手。新たにペアを組んで臨み、順調に決勝まで勝ち上がってきました。その実力を、今日も遺憾なく発揮するだろうと予想していました。櫻本&髙畑ペアの善戦は想定外でした。
櫻本&髙畑ペアの大善戦を導き出したのは、第1ゲームを奪ったことに尽きます。それも16本という良い内容のスコアで。この時点で櫻本&髙畑ペアに目には見えない余裕が生まれたはずです。
第2ゲーム17本で韓国ペアが奪い返しましたが、終盤まで競り合った末の結果であり、ファイナルゲームに向けて、櫻本&髙畑ペアへの期待はいよいよ高まることとなりました。
そのファイナルゲームはコート上の4人全員が死力を尽くす激しいものとなりました。
取って取られて、ポイントの差がなかなかつきません。韓国ペアが抜き出ようとしても、すぐに櫻本&髙畑ペアが追いつき追い越すという展開で、1本1本に歓声が響き渡りました。そして17オールから最終盤に突入しました。抜け出したのは先に2本連取で19本となった櫻本&髙畑ペアでした。
が、ここからの詰めで痛恨のミスが出てしまい、韓国ペアに並ばれます。追いついた韓国ペアには微かな余裕が生まれ、追いつかれた櫻本&髙畑ペアには焦りが生じます。
この機を経験豊かな韓国ペアは逃しませんでした。
結局4連続ポイントを上げた韓国ペアが1時間27分の激闘に終止符を打ちました。
試合が終わった瞬間、櫻本選手は溢れる悔し涙を抑えることができませんでした。
この素晴らしい試合を観戦したファンからは両ペアに大きな拍手が贈られました。
試合後の櫻本&髙畑ペアの話しです。
「何度か勝つチャンスがありながら勝ち切ることができなくて悔しい気持ちでいっぱいです。でも、これだけ多くの観客の皆さんの前で、それも国際大会という舞台でこういう試合ができたことは大きな経験になるし、この負けをムダにしたくないと思います」
-この試合で見えた課題は?-
「まずはメンタル面です。私たちは第1ゲームを取って、第2ゲーム取られて、ファイナルを失って負けるというパターンが少なくありません。これを変えていくための精神的な強さが必要です」
「今日のような打ち合いになった時、ただ打ちまくるだけでなく、前後左右に打ち分けて、相手を揺さぶることも考えないといけないなと思いました」
2人をコーチ席から見守った内藤真美コーチは、
「韓国のペアは、パートナーは違っていましたが、かつて試合をしたことがあったので、それぞれの特徴はアドバイスしていました。それをどう活かすかは2人次第でした。悔しい思いでいっぱいだと思いますが、でもこの先のことを考えれば、19-17からのあと2本が取り切れなかったこと。こういう経験を積めたことが何より大きいと思います」
勝って学ぶこと。敗れて得ること。決勝という舞台で、2人は本当に大きな経験をしました。

男子ダブルス
井谷 和弥&高階 知也(トリッキーパンダース) 10-21、19-21
                      ワン・シジェ&ジュガ・ルカイ(CHN)

決勝戦、最後のカードは男子ダブルス。バドミントン王国・中国のペアに井谷&高階が挑みました。
「第1ゲームは緊張感もあって、自分たちのプレイができなかった。第2ゲームになってからはそれができたので、もっと早くからできていればという悔しい思いがあります」
そう振り返るとおり、第2ゲームでは先行し、中国ペアを慌てさせ、会場も大きな歓声に包まれました。
決勝戦という大舞台であっても、いつもどおりのプレイを試合開始の時からできるようにする。敗戦の糧として2人は大きな経験を積みました。

ミックスダブルスは結果のみを記しておきます。
ワン・シジェ&ニ・ボウェン(CHN) 18-21、21-16、21-12
                      パク・キュンフン&コン・ヒヨン(KOR)

ヨネックス大阪インターナショナルチャレンジの全日程が終了しました。
日本は男女シングルスで優勝。男女ダブルスで準優勝という好成績を残しました。
なによりも日本にとっては、ナショナルBチームを中心に、
「2020年の東京オリンピック、更にはその先をも見据えての強化、底上げを本格的にスタートさせた大会」(ナショナルBチーム・舛田圭太コーチ談)でした。
そして「成果と課題があった大会」(同氏談)でもありました。
来年、この大阪に集うプレイヤーたちはどのような顔ぶれになるのでしょう?いっそう熱い大会となることを願いつつ、ペンを置きたいと思います。