

2024年を締めくくる全日本総合が今年も武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕した。各所属大会を勝ち上がった選手、日本代表らが参加する日本一決定戦となる。
ロサンゼルス五輪を見据えた新たな日本代表への戦いでもあり、フレッシュな若手、ベテランが入り混じった、冬の寒さを吹き飛ばす熱戦が期待される。
2022年3位の村本竜馬(ジェイテクトStingers)は、牧野桂大(日立情報通信エンジニアリング)にファイルゲームで予選敗退となった。本種目唯一出場の中学生 田中大誇(砂川中学校3年)は、澁谷勇希(東北マークス)に対して、16本10本で挑戦を終えた。
全日本中学校選手権優勝の芳賀凛歩(ふたば未来学園中学校3年)が遠藤美羽(ヨネックス)をストレートで下して、本戦出場を決めた。「将来の夢はオリンピックに出場してメダルを獲ること。憧れの選手は奥原希望(太陽ホールディングス)、対戦できるかもしれない貴重な機会なので、そこまで行けたらな」とあどけない表情で話した。また、中学3年生の阿波芽衣咲(YANAI)は、海老原詩織(レゾナック)に1ゲーム目を先取され2ゲーム目を奪い返すも、ファイナルゲームは失速し13本で敗退した。
全種目の中で一番多い12枠の本戦出場枠を争うこととなった男子ダブルス。柴田陽登/中山裕貴(ヨネックス新潟)は大学生ペアの宮下怜/栁川蓮(明治大学)に第1ゲームを奪われるも、2ゲーム目22-20、ファイナルゲーム23-21と延長ゲームの接戦を制した。また、宮下翔伍/増田遥(ふたば未来学園高校1年)は全日本教職員大会3位の前田浩輔(筑紫中央高等学校教職員)/原口拓巳(自由ヶ丘高等学校教職員)を8本、11本で下し、本戦出場を決めた。
ともに2年ぶり、新しいペアリングで臨んだ福島由紀(岐阜Bluvic)/松本麻佑(ほねごり相模原)は8本9本と危なげない展開で本戦出場を決めた。高校生ペアの秋田まな/山北眞緒(ふたば未来学園高校3年)は舟橋佳歩/山口萌(レゾナック)に挑むも、19本、14本で敗退となった。
世界ジュニア選手権大会3位の澤田修志(埼玉栄高校2年)/玉木亜弥(四天王寺高校3年)が立命館大学の衣川真生/吉村茉恩と対戦した。澤田/玉木は、世界ジュニア以降に混合ダブルスをやっていなかったが、「できることを精一杯探しながら実践できたのがよかった」と、8本19本で本戦出場を決めた。大学生ペアの野口翔平/青木もえ(筑波大学)は、西川薫(丸杉Steelers)/小西春七(岐阜Bluvic)をファイナルゲームの接戦で下した。