公益財団法人日本バドミントン協会

公認審判員行動規範

(目的)
第1条本規範は、公益財団法人日本バドミントン協会(以下、「本会」という。)主催大会における審判員としての高水準の質を維持することを目的とする。
(定義)
第2条審判員とは、レフェリー(競技役員長)、デピュティーレフェリー(競技審判部長)、競技審判副部長、主審、サービスジャッジ及び線審を言う。
(本規範の適応範囲)
第3条 この行動規範はすべての審判員に適応するものとする。
2. 審判員は、本会の定める倫理規程を遵守すること。
(規範事項)
第4条審判員は、次の事項を遵守すること。
1規則・規程の遂行にあたっては誠実に、一貫性をもって、客観的に、公平にかつ丁寧にマッチを運営すること。
2ジェンダー(性別)、能力(審判技術)、または文化的な背景に関わらず大会関係者の権利、尊厳、人格的価値を尊重すること。
3プレーヤーの競技者としての幸福と発展を守るために適切な手段を講じること。そして大会の競技が安全かつ公平に行われるように留意すること。
4 競技規則等に関して、指導的立場であることを自覚し、他の審判員、大会関係者と支え合うこと。
5同僚(同じく大会運営に携わる審判)の能力、審判技術や人格的価値を非難する言動は、厳に慎むこと。そして、同僚への支援や効果的な助言に努めること。
6審判員として積極的に尊厳を持った態度を心掛けること。
7 競技規則並びに諸規程等の改訂内容については常に把握し、それらの規則等の適応方針、傾向について十分理解しておくこと。
8スポーツ競技に携わる者として、その行動、言動、外見(身なり)は模範的なものでなければならない。
9大会での審判業務時には、指定(大会指定、本会指定)の服装で臨むこと。また、審判業務に従事していない時も審判員としてふさわしい服装を心掛けること。
10正当な理由(ケガ、病気または緊急のやむ得ない状況)なしに、欠席しないように心掛けなければならない。
11 大会に関わるすべての審判関係会議(審判会議、線審会議)には、そのスケジュ-ルを確認し、参加するように留意すること。
12審判員として、プレーヤー、チーム監督、その他の審判員並びに大会主催者と理想的な信頼関係を構築し、その維持に努めること。
13 審判員として、プレーヤーとは、あくまでも親しさや友好的な範囲の関係性を重視し、その範囲を超える関係は厳に慎むこと。
以下のものが該当する。
  • ➀ 審判員とプレーヤーの範囲を超えた不適切な関係を築くこと
  • ➁ プレーヤーと不適切な交友関係を求めること
  • ➂ プレーヤーとの写真撮影やTシャツ、バッジ等を交換すること
14 競技場内やメディア対応時の言動として、大会競技区域内においては、不適切な言動や、相手を侮辱する言動、個人情報に係る言動、個人の尊厳を傷つける言動は厳に慎むこと。
(懲戒)
第5条 本行動規範に違反する可能性のある事例については、本会の定める登録者等懲罰規程に従い調査が行われ、その処分が検討される。
(改廃)
第6条この規程の改廃は、理事会の議決を経て行うものとする。
附則

この規程は、令和5年3月5日から施行する。

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